「そこにA代表の選手と僕らでは差がある」(中山)
見るからに相手とは体格差があり、フィジカルで劣るのは仕方なかったかもしれない。ただし、そんな屈強な相手のプレスでも、組織的なパスワークで剥がすのが、このチームのコンセプトのはず。その点で、生命線でもある連動性が欠けていたという事実は看過できない。
最終ラインからビルドアップをしようにも、周囲のサポートがないため、ボールホルダーが孤立。そのままコロンビアの素早い囲い込みに引っ掛かり、何度もピンチを招いていた。
相手陣内にボールを運んでも、連係に絡むのは数人。CFの上田綺世にもボールがなかなか収まらず、なんとか個人技で打開しようと奮闘した堂安律と久保建英も、厳しいマークに苦しみ、攻撃は手詰まりになっていた。
最終ラインからビルドアップをしようにも、周囲のサポートがないため、ボールホルダーが孤立。そのままコロンビアの素早い囲い込みに引っ掛かり、何度もピンチを招いていた。
相手陣内にボールを運んでも、連係に絡むのは数人。CFの上田綺世にもボールがなかなか収まらず、なんとか個人技で打開しようと奮闘した堂安律と久保建英も、厳しいマークに苦しみ、攻撃は手詰まりになっていた。
もちろん堂安や久保のようなA代表にも選ばれるメンバーもいたり、国際Aマッチではないため招集に強制力がない事情もあったりで、毎回大幅にメンバーが入れ替わり、連係を深めたり、戦術の浸透を進めたりするうえでの難しさはあるだろう。
それでも「短い期間で合わせていくのが代表選手」だというキャプテンの中山雄太は、「試合中を含め、やっぱりコミュニケーションが少ない」と指摘する。
「普段から話す回数自体は多いですけど、その密度の部分。何が必要なのかポジション間で話し合うとか、そういう部分が不足しているのかなと。幸い僕もA代表に呼んでもらった時があって、その時と比べると、コミュニケーションの量も密度も違いがある。A代表のほうは『ここがこう空くよね』とか具体的な対策がある。何が必要なのかという、勝ちへの逆算ができている。そこにA代表の選手と僕らでは差があるのかなと感じました」
それでも「短い期間で合わせていくのが代表選手」だというキャプテンの中山雄太は、「試合中を含め、やっぱりコミュニケーションが少ない」と指摘する。
「普段から話す回数自体は多いですけど、その密度の部分。何が必要なのかポジション間で話し合うとか、そういう部分が不足しているのかなと。幸い僕もA代表に呼んでもらった時があって、その時と比べると、コミュニケーションの量も密度も違いがある。A代表のほうは『ここがこう空くよね』とか具体的な対策がある。何が必要なのかという、勝ちへの逆算ができている。そこにA代表の選手と僕らでは差があるのかなと感じました」