【J1優勝争い】“3強”の番記者コラム「優勝するのは俺たちのクラブだ!!」

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2019年11月12日

悔しさを力に変えてきたが、鹿島、そろそろ空腹です

31節・川崎戦で10試合ぶりの黒星を喫し、首位陥落。だが内田は「チャンスは全然ある」と前を向く。“一戦必勝”でリーグタイトルを奪還したい。写真:徳原隆元

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3位 鹿島アントラーズ編
(勝点59 17勝8分6敗/52得点・27失点)

「ここから5回の決勝戦がある」

 30節・浦和戦の試合前、大岩剛監督は選手たちに対して、こう語りかけたという。鹿島は一戦必勝で優勝を目指す。

 28節・C大阪戦で1-0の勝利を収め、今季初めて首位に立った。一時は主力5人が負傷離脱したが、怪我人は続々と帰ってきている。だが、ここで手綱を緩めてはいけないことは、クラブの伝統が知っている。

 2017年シーズン、鹿島は最終節で川崎に首位を明け渡した。その屈辱を知る選手は少なくなってきたが、現場スタッフやクラブ職員は忘れてはいない(植田直通のゴールが取り消された微妙なジャッジに、恨み辛み妬み嫉みを言うスタッフを3人は知っている)。他クラブの追随を許さない20冠は、悔しさを力に変えてきた歴史でもある。

 ……と、鹿島担当歴約2年の小欄が言っても説得力に欠けるところがあるので、締めはジーコさんの言葉。「人間は生きるために、1日に2、3回食事をします。クラブも同じ。タイトルを獲って腹を満たす。アントラーズは常にその意識で取り組まなければいけない。生きていけませんから」。

 実は最後の1シーズン制でのリーグ優勝は、3連覇最終年の09年までさかのぼる。

 鹿島アントラーズ、そろそろ空腹です。

著者プロフィール
岡島智哉(報知新聞社)
1991年生まれ、福岡県出身。16年入社。海外サッカー観戦歴は多数。

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