サポーターの懸念を払拭しようと「ゼルビアは社名で残します」「町田からは出ていきません」といった宣言も
また「FC町田ゼルビア」ではスポンサー拡大に難しい側面はあっても、「トウキョウ」がクラブ名につくことで大規模なスポンサー獲得も見込めるという。ファン層の拡大がグッズの収益増やスポンサー獲得につながり、クラブとしての収益構造の“好循環”を生み出す。クラブのリブランディングを図ろうとする動機は、そうした発想が根底にある。
なお、「FC町田トウキョウ」への改称にあたって、エンブレムの改定やチームマスコットの再考も検討材料とされてきたため、11日のミーティングでは、そのデザイン案もお披露目された。新チームマスコットとして、町田の市鳥であるカワセミを模した“アメコミ”系のマスコットが登場することで、現在Jマスコット界の“イケメン枠”として人気を博しているゼルビーの将来を憂う声に対しては、ゼルビーはスタジアムマスコットとして残すことを表明している。
なお、「FC町田トウキョウ」への改称にあたって、エンブレムの改定やチームマスコットの再考も検討材料とされてきたため、11日のミーティングでは、そのデザイン案もお披露目された。新チームマスコットとして、町田の市鳥であるカワセミを模した“アメコミ”系のマスコットが登場することで、現在Jマスコット界の“イケメン枠”として人気を博しているゼルビーの将来を憂う声に対しては、ゼルビーはスタジアムマスコットとして残すことを表明している。
加えて、藤田オーナーはサポーターの懸念点を少しでも払拭しようと、「株式会社ゼルビアとしてゼルビアは社名で残します」「チームカラーは変えません」「本拠地町田からは出ていきません」といった宣言も公開した。さらにチーム名のコールで「町田ゼルビア」がサポーターの間で使われていることを尊重し、来季以降、試合でのゼルビア・コールも容認。またFC町田の誕生から親しまれてきた「『通称・エフマチ』で呼んでほしい」とサポーターにリクエストも出していた。
最後に設けられた質疑応答のコーナーでは、「ゼルビア」に対する愛情を涙ながらに語る質問者に感銘を受けた藤田オーナーが、会場内でクラブ名改称に賛成か反対か、多数決を取ることを提案。実際には拍手の音量が五分五分だったため、クラブ名改称に関する最終的な結論を保留した。サポーターミーティング後、取材に応じた藤田オーナーは「ファン・サポーターと膝を突き合わせて話し合っていきたい」と語り、今後ファン・サポーターと話し合いの機会を持つことを示唆している。