サイバーエージェントの参画で急加速!町田ゼルビアが描く"J1ライセンス獲得"への道のり

カテゴリ:Jリーグ

郡司 聡

2018年10月10日

サイバーエージェントと町田の初接触は今年4月のことだった

町田は10月10日時点で3位と好調を維持している。写真:徳原隆元

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 10月1日、J2のFC町田ゼルビアを運営する株式会社ゼルビアが、経営体制の強化により、大手IT系企業のサイバーエージェントグループに参画することが発表された。その全容は株式会社サイバーエージェントが第三者割当増資でゼルビアの発行する株式を引き受け、80パーセントの株を取得。10月1日実施の記者発表会で配布された資料によると、サイバーエージェントの株式取得払込期日は、10月17日予定。同日をもって、クラブはサイバーエージェントグループの子会社として再出発を図ることとなる。
 
 こうして経営体制の強化が発表されてから、初めて迎えたホームゲームが7日開催の山形戦だった。その試合後、ゴール裏に集う町田のサポーターに向けて、サイバーエージェントの藤田晋代表取締役社長が拡声器を片手にメッセージを残した。
 
「我々のできるすべてを尽くして町田を全力でバックアップしていきたいと思っています。今日から僕も町田のサポーターの一人として応援していきます」
 
 クラブのさらなる発展へ向けて、強力なサポーターを得たゴール裏の町田を愛するファン・サポーターは、その場を立ち去る藤田社長を「町田ゼルビアコール」で送り出した――。
 
 今回の経営体制の強化の経緯を振り返ると、サイバーエージェントと町田の初接触は今年4月。「Jリーグの成長性や将来性にポテンシャルが大きい状況」を見込んだ藤田氏が、Jリーグのクラブ経営に関心を寄せていたため、知人を介して、町田の下川浩之代表取締役社長(現・同会長)と接触した。

 町田側はJ1ライセンス取得に向けて、最大のネックとなっていた天然芝の練習グラウンドとクラブハウスの環境整備を支援してくれる企業を探している渦中だった。そのため、Jリーグのクラブ経営に強い関心を寄せていた藤田氏と支援企業を模索していた下川会長が複数回にわたって対話を重ねる中で、藤田氏は「町田で生まれ、町田に育ち、町田から世界へ、というクラブの理念に共感」。“東京・町田発、世界的なビッグクラブ”の誕生をサポートするために、町田の経営権取得に踏み切った。
 
 福井県鯖江市出身の藤田氏は、東京に出てきた折、神奈川県相模大野に拠を構え、「だいたい遊びに出かけるとなれば町田だった」と記者発表の席で昔話を披露した。藤田氏の中に町田市に対する“親和性”があったことも、今回の大きな決め手となった。
 

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