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【考察】デリフトはなぜユベントスを選んだ? バルサの「ステータス」、パリSGの「カネ」を蹴って…

カテゴリ:メガクラブ

片野道郎

2019年07月23日

「ユベントスの補強は偉大なマジシャンのようだ」との声も。

7月21日のトッテナム戦でユーベ・デビューを飾ったデリフト。(C)Getty Images

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 つまりユーベとの契約は、デリフトにとっては成長に最良の環境であるという意味で、ライオラにとってはさらなるビジネスの可能性が残るという意味で、そしてユーべにとっても即戦力なうえ数年後に大きな売却益を想定できるという意味で、それぞれ非常に「割の良い移籍」であると言える。

 もちろんユーベにとっての理想は、偉大なDFに成長した後もクラブに残り、新しい時代を担うリーダーになってくれることだろう。しかし、それを考えるのはまだ先で良い。今はまずデリフトという現時点で望み得る最高のCBを手に入れた事実だけで十分だ。

 元スペイン代表の名手イケル・カシージャスは今回のデリフト獲得に際して、「ユベントスの補強は信じられない。まるで偉大なマジシャンのようだ」とツイート。バルサ、パリSGとのデリフト争奪戦を制したという事実は、それほどのインパクトを持っているのだ。

 昨夏のクリスチアーノ・ロナウド獲得に続き、近年のユーベが強く意識している「国際的ブランド力の向上」に大きく貢献するのは間違いない。

文:片野道郎
※『ワールドサッカーダイジェスト2019年7月18日号』より修正・転載
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