オーバーエイジの活かし方もより現実的に
さらに、今大会は前述したように東京五輪世代に、オーバーエイジ5人(柴崎岳、中島、植田直通、川島永嗣、岡崎慎司)を加えたチーム構成となったが、年上の選手たちがこなした働きも大きかった。
キャプテンを務めた柴崎はハイパフォーマンスを示し、経験値の浅い選手たちを力強く牽引し、中島、植田もそれぞれ攻守の軸としてプレー。さらにワールドカップを3度、経験している川島、岡崎はピッチ上だけでなく、ピッチの外でも指南役として若手に刺激を与えた。
キャプテンを務めた柴崎はハイパフォーマンスを示し、経験値の浅い選手たちを力強く牽引し、中島、植田もそれぞれ攻守の軸としてプレー。さらにワールドカップを3度、経験している川島、岡崎はピッチ上だけでなく、ピッチの外でも指南役として若手に刺激を与えた。
「経験が豊富な選手は、口先だけではないプレーや、ピッチ外の言動など、若い選手の指針になるような姿勢を見せてくれました。岡崎と川島にしても、ロシア・ワールドカップ以降、招集をしておらず、今回コパ・アメリカに来てもらいましたが、日々の練習からひとつ一つ丁寧にキチッとプレーし、自分の持っているエネルギーを練習の時から発揮する姿を見せてくれ、周囲とも積極的にコミュニケーションを取っていました。試合の作り方、他の選手との関わり方で本当に良いものを見せてくれたなと、出場機会を掴んだのも当然かなと思います」と森保監督も説明する。
若手たちに見本を見せ、刺激し、さらなる奮起を促す。そして若手たちも東京五輪へ向け、自らのポジションにオーバーエイジが加わる可能性を理解し、さらなるアピールに励む。南米の地では今後につながる良い競争原理が生まれたように感じる。
若手たちに見本を見せ、刺激し、さらなる奮起を促す。そして若手たちも東京五輪へ向け、自らのポジションにオーバーエイジが加わる可能性を理解し、さらなるアピールに励む。南米の地では今後につながる良い競争原理が生まれたように感じる。