神戸のパスワークを分断しようとするチームは、これからも次々と現われるはずだ
この日の清水のように、高い位置から激しくプレスを仕掛け、神戸のパスワークを分断しようとするチームは、これからも次々と現われるはずだ。
リージョ監督もそれを見越して、ゲームを落ち着かせられるサンペールのようなアンカーを求めたに違いない。ポゼッションスタイルを貫くのであれば、3センターハーフの底としての適性は山口よりも上。むしろ山口は、サンペール投入後のようにインサイドハーフとして、持ち前のダイナミズムを発揮させるべきだと思う。
もう少し、時間はかかるかもしれない。けれど、わずか15分、ほんのスプーン一杯分を味わっただけでも、サンペールの技術力の高さ、そしてバルサ時代に“ブスケッツの後継者”と呼ばれた理由は分かった。次はスタメンでどこまでやれるか。代表ウィーク明けのJリーグが楽しみだ。
取材・文●吉田治良(スポーツライター)
リージョ監督もそれを見越して、ゲームを落ち着かせられるサンペールのようなアンカーを求めたに違いない。ポゼッションスタイルを貫くのであれば、3センターハーフの底としての適性は山口よりも上。むしろ山口は、サンペール投入後のようにインサイドハーフとして、持ち前のダイナミズムを発揮させるべきだと思う。
もう少し、時間はかかるかもしれない。けれど、わずか15分、ほんのスプーン一杯分を味わっただけでも、サンペールの技術力の高さ、そしてバルサ時代に“ブスケッツの後継者”と呼ばれた理由は分かった。次はスタメンでどこまでやれるか。代表ウィーク明けのJリーグが楽しみだ。
取材・文●吉田治良(スポーツライター)