【インテル｜採点＆寸評】
チーム　6.5
アグレッシブなハイプレスでミランのビルドアップを妨害し、中盤の攻防で主導権を握って先制。押し気味の展開で前半を折り返すと、後半の立ち上がりに追加点を挙げる理想的な展開。その後はミランの反撃で守勢に回るも、パニックに陥ることなく最後まで落ち着いて試合をコントロールし、リードを守り切った。

［GK］
１ サミール・ハンダノヴィッチ　6.5
前後半を通じてすべての守備機会（セービング、飛び出し）をミスなくこなす。２失点はいずれも責任は問えない。ビルドアップの起点としても、シンプルかつ効果的な球出しで前線のプレスをかわす。

［DF］
33 ダニーロ・ダンブロージオ　６
攻め上がりを抑えて右サイドのスペース管理に専念し、チャルハノールに的確なプレッシャーをかけて前線へのボール供給を遮断。95分にはニアポスト際でクトローネのシュートをブロック、勝利に決定的な貢献を果たした。

６ ステファン・デフライ　6.5
シュリニアルと連携してのチャレンジ＆カバーでピオンテクに前を向かせず封じ込める。51分にはショートコーナーからのクロスをタイミング良く捉えて、貴重な２点目を奪う。

37 ミラン・スクリニアル　6.5
ピオンテクとの１対１で優勢に立っただけでなく、ドリブルでの効果的な持ち上がりでビルドアップにも寄与。40分にフリーでCKに合わせる決定機を得るも、ヘッドは枠を捉えず。

18 クワドォー・アサモア　６
マッチアップしたスソを注意深くコントロールして、オープンプレーからの突破、クロスを許さず抑え込む。落ち着いたパスワークで組み立てにも積極的に関与。
 

［MF］
77 マルセロ・ブロゾビッチ　６（73分OUT）
14分という早い時間帯にイエローをもらうも、対面のパケタを完璧に抑え込み前半のみで交代に追い込む。ただしビルドアップへの貢献度はいまひとつで、不用意なボールロストでピンチを招く場面も。

５ ガリアルディーニ　6.5
立ち上がりにバカヨコとの激突で頭を負傷するも、アグレッシブな守備でマッチアップしたケシエに仕事をさせず。90分を通じて中央ルートからの攻撃を封じ込めた。

８ マティアス・ベシーノ　７（90＋２分OUT）
MAN OF THE MATCH
トップ下としてアンカー脇のハーフスペースを効果的にアタックし、タイミングのいい走り込みで先制ゴールをゲット。29分に決定機を外したものの、その後も攻撃のキープレーヤーとして持ち上がり、走り込みの両方でミラン守備陣を困難に陥れる。