サッカー好きの夫婦が世界制覇にあやかるも…。
フランスでサッカー界にも関係する前代未聞の判決が下った。
現地時間3月16日、日刊紙『Le Parisien』をはじめとする複数のフランス・メディアが、サッカー好きの夫婦が子どもに名付けた「グリエーズマン・エムバペ」という名前を家庭裁判所が認めなかったと報じた。
フランス南西部にあるブリーヴ=ラ=ガイヤルドに住んでいるその夫婦の間に男児が誕生したのは昨年11月のこと。2018年と言えば、フランスがロシア・ワールドカップで優勝を果たした記念すべき年ということもあって、熱狂的なサッカーファンでもある二人は、「グリエーズマン・エムバペ」と命名する。しかし、これが物議を醸す事態に発展する。
アントワーヌ・グリエーズマンとキリアン・エムバペはともにフランスの世界制覇に貢献した英雄ながら、地元当局は「子どもに悪影響を及ぼす可能性がある」として問題視。それから約5か月に渡って法廷で命名権利が争われたが、最終的に家庭裁判所が「子どもの利益に反し、第三者のファミリネームを害する」として名前の申請を却下する判決を下したのである。
現地時間3月16日、日刊紙『Le Parisien』をはじめとする複数のフランス・メディアが、サッカー好きの夫婦が子どもに名付けた「グリエーズマン・エムバペ」という名前を家庭裁判所が認めなかったと報じた。
フランス南西部にあるブリーヴ=ラ=ガイヤルドに住んでいるその夫婦の間に男児が誕生したのは昨年11月のこと。2018年と言えば、フランスがロシア・ワールドカップで優勝を果たした記念すべき年ということもあって、熱狂的なサッカーファンでもある二人は、「グリエーズマン・エムバペ」と命名する。しかし、これが物議を醸す事態に発展する。
アントワーヌ・グリエーズマンとキリアン・エムバペはともにフランスの世界制覇に貢献した英雄ながら、地元当局は「子どもに悪影響を及ぼす可能性がある」として問題視。それから約5か月に渡って法廷で命名権利が争われたが、最終的に家庭裁判所が「子どもの利益に反し、第三者のファミリネームを害する」として名前の申請を却下する判決を下したのである。
フランスでは1993年に名前の制限を撤廃する法律を制定して以来、ありとあらゆる自由な名前が認められてきたが、『Le Parisien』によれば、今回のような法廷闘争も度々起きているという。2015年には、同国でヘーゼルナッツが流行した際に売れていたチョコレート菓子の商品名でもある「ヌテラ(Nutella)」と子どもに名付けた親が、裁判所から名前を「エラ(Ella)」に変更するよう命令されてもいる。
なお、「グリエーズマン・エムバペ」と名付けることが却下されたその両親は、新たに「ダニー・ノエ(Dany Noe)」と命名。こちらは問題なく受理され、正式な名前として登録されたという。
ただ、地元紙『La Montagne』は、「すでに一度、受け入れられている出生証明書の登録名はグリエーズマン・エムバペのままになる」と報じ、「ダニー・ノエ君はいつの日か、両親が最初に込めた想いを知ることになる」と綴っている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
なお、「グリエーズマン・エムバペ」と名付けることが却下されたその両親は、新たに「ダニー・ノエ(Dany Noe)」と命名。こちらは問題なく受理され、正式な名前として登録されたという。
ただ、地元紙『La Montagne』は、「すでに一度、受け入れられている出生証明書の登録名はグリエーズマン・エムバペのままになる」と報じ、「ダニー・ノエ君はいつの日か、両親が最初に込めた想いを知ることになる」と綴っている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部