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「日本は完成度が低かった。それでも…」英国誌記者が森保Jのアジアカップを大胆に総括!

カテゴリ:日本代表

マイケル・プラストウ

2019年02月02日

W杯までの4年間のサイクルは、三段跳びのようなもの

 日本はホッとひと息ついたわけではなかっただろうが、カタールの思いもよらぬ猛反撃に面を食らったのかもしれない。大事な時間帯で、リスクマネジメントが徹底されていなかった。

 結果は1-3での敗北。日本は勝負所で後手に回ってしまった。妥当なスコアだったと言わざるを得ない。

 ファイナルで敗れてしまうと途轍もない失望感に苛まれるが、日本代表のサムライたちには、どうか顔を上げてもらいたい。今大会を通してみれば、収穫は少なくなかったとわたしは見ている。負けや引き分けに終わってもおかしくない試合を勝ち切り、6連勝を飾ったのである。これは今後の強化においてひとつの支えとなるはずだ。

 ワールドカップの4年間のサイクルは、言ってみれば三段跳びのようなもの。

 1段目はまさしく、今回のアジアカップ。個人的にアまずまずの素晴らしい跳躍を披露したと感じている。次のステップはワールドカップ予選で、このまま行けばきっちりと良い形で入れるだろう。肝心要は、なにをおいても最後のワールドカップ本大会である。ここでどれだけビッグジャンプを繰り出せるか。助走としてのそれまでの“二段”が、どれだけ大事なのは想像に難くない。その第1歩であるアジアカップの出来について、わたしは躊躇うことなく「よくできました」と褒めたい。

 
 無論、この先も貴重なテストの場は用意されている。直近では6月のコパ・アメリカが極上の腕試しの場となるだろう。常識的に考えてアジアカップのように上位進出は望めないが、チャレンジャーとして南米の列強に体当たりできる機会はプライスレスだ。非常に大切な強化のチャンスである。

 2020年には東京オリンピックもある。森保一監督が兼務するU-23日本代表のヤングタレントたちが自国開催の大舞台で存分に力を示し、この世代の堂安律や冨安健洋などはさらなる飛躍のきっかけを掴むだろう。新たなニュースターの台頭だって期待できる。この国を挙げての祭典を経て、フル代表は真の融合を果たし、カタール・ワールドカップへと邁進するのだ。楽しみで仕方がない。
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