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“スーパーサイヤ人”チャナティップ弾で状況一変! タイ代表、山あり谷ありの16強入り舞台裏|アジア杯

カテゴリ:国際大会

佐々木裕介

2019年01月18日

監督解任後の知られざる舞台裏。悲観するどころか卵のぶつけ合い!?

42年ぶりのグループリーグ突破にUAEに駆け付けたタイ代表サポーターも狂喜乱舞。(C) REUTERS/AFLO

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 タイ代表にも不安材料は多くある。攻撃面で良いアクセントとなっていたMFサンラワット(バンコク・ユナイテッド)が負傷離脱。またスパン(スパンブリー)、アディソン(ムアントン・ユナイテッド)の両DFが累積警告により次戦出場停止が確定している。また攻撃面でチャナティップへの依存度が非常に高い。現に完敗したインド戦は、彼のコンディションが優れずに途中交代。UAE戦でも、チャナティップを研究し尽くしていたホスト国に苦しめられた。
 
 グループリーグで1ゴールの絶対的支柱、FWティーラシンの爆発はあるのか。はたまたラッキーボーイが現われるのか。どうあれ、チャナティップの調子に左右されているだけではこの先厳しいのは事実だ。
 
 しかし心配するだけ損なのかと思わせる話もある。監督が解任された翌日の8日は、MFササラック(ブリーラム・ユナイテッド/FC東京へ練習参加経験あり)の23歳の誕生日だったのだが、練習後ロッカールームでの“儀式(卵と小麦粉をぶつけられるお祝い)”に多くの選手たちがじゃれ合った。またソムヨット・タイサッカー協会会長も駆け付けた夕食は、23歳の誕生日会と化して盛り上がりを見せていた。
 
“アブダビの悪夢”を払拭しきれていない状況下での一連の流れに、タイらしい“サバーイ・サバーイ”精神(※サバーイはタイ語で心地いいの意)を感じ、彼らには彼らにしか理解できない世界があるのだと改めて知らされた。2戦目からの上昇気流はご承知の通り。やはり分らないものである。
 
 17日にはグループステージを勝ち抜いた16か国が出揃った。トップギアを入れた本当の戦いはここからだ。
 
取材・文●佐々木裕介(フリーライター)
 
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