掛け違ったボタンを掛け直してみせた、チャナティップのゴール
“ウォー・エレファント”の愛称を持つタイ代表のUAEでの挑戦は、最悪のスタートだったと言い切って過言ではなかった。インド代表を相手に1-4とまさかの敗戦、翌日にはライェバツ監督が電撃解任されたニュースは日本メディアもこぞって取り上げた。
一時はどうなることかと危惧されたが、状況を一変させたのは、紛れもなく北海道コンサドーレ札幌に所属するチャナティップに他ならなかった。第2戦のバーレーン戦では値千金の決勝ゴールを決めてみせた。
タイの現地メディアでは、大会前に染め上げた彼の銀髪スタイルを「スーパーサイヤ人」ともじり、大仕事を賞賛した。シリサック暫定監督の守備に重きを置いた戦術が功を奏したことも否めないのだが、まさに彼のゴールこそが、嫌な流れを絶ち、彼らの望みを再度蘇らせ、ホスト国相手にドローへと持ち込み、“ストレートスロット(グループ2位)”へ滑り込むという大逆転劇を引き起こしたのである。
自国開催で3位となった72年大会以来、実に47年ぶりとなるノックアウトステージ進出、彼らが最低目標に掲げていた“予選リーグ突破”をなんとかクリアして面目を保った格好だ。
一時はどうなることかと危惧されたが、状況を一変させたのは、紛れもなく北海道コンサドーレ札幌に所属するチャナティップに他ならなかった。第2戦のバーレーン戦では値千金の決勝ゴールを決めてみせた。
タイの現地メディアでは、大会前に染め上げた彼の銀髪スタイルを「スーパーサイヤ人」ともじり、大仕事を賞賛した。シリサック暫定監督の守備に重きを置いた戦術が功を奏したことも否めないのだが、まさに彼のゴールこそが、嫌な流れを絶ち、彼らの望みを再度蘇らせ、ホスト国相手にドローへと持ち込み、“ストレートスロット(グループ2位)”へ滑り込むという大逆転劇を引き起こしたのである。
自国開催で3位となった72年大会以来、実に47年ぶりとなるノックアウトステージ進出、彼らが最低目標に掲げていた“予選リーグ突破”をなんとかクリアして面目を保った格好だ。