中村憲剛らといかに早くイメージを擦り合わせられるか。
新天地となる川崎フロンターレでは、4-2-3-1ならCF、4-4-2なら2トップの一角が主戦場になるだろう。テクニックに優れ、プレーエリアも広いので、ポゼッションを基調とする流動的な攻撃サッカーを志向するチームとの相性は良さそうだ。これまで川崎フロンターレの前線に欠けていた「高さ」をもたらす存在としても期待できる。
ただ、川崎は人もボールもよく動く特殊なスタイルで、とりわけコンビネーションが生命線。司令塔の中村憲剛をはじめ、3列目から試合を組み立てる大島僚太、右からのカットインで違いを作る2018年JリーグMVPの家長昭博、2トップ採用時は相棒候補筆頭の小林悠などと、イメージを擦り合わせることが活躍の鍵になるだろう。
2019年シーズンはJ1リーグ3連覇、2018年は1勝もできずグループリーグ敗退に終わったACLでの優勝、そして前人未到の4冠を目標に掲げる川崎フロンターレ。新戦力のL・ダミアンはその原動力となれるか。要注目だろう。