「変化」より「深化」を選んだ森保ジャパン。アジアカップは戦術ありきのフェーズへ

カテゴリ:日本代表

清水英斗

2018年12月13日

“選手ありき”から"戦術ありき"のフェーズへ

長期大会のアジアカップでは、戦術の浸透を図る時間が取れるだろう。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 しかし、今大会は“戦術ありき”に進むフェーズとも考えられる。なぜなら、今回選ばれた23人は、多少なりとも森保ジャパンで経験を積み、チームにフィットしている。今は発足時とは違い、メンバーが固まりつつある分、新しい戦術には取り組みやすい。また、アジアカップは長期大会なので、ベスト4へ進めば、その期間は1か月弱に及ぶ。つまり、試合を重ねながら、戦術トレーニングがたくさんできる環境だ。こんな機会は、早々ない。
 
 これまでは選手の脳みそを握るような采配を控えてきた森保監督だが、アジアカップでの3バック導入は、充分にあり得る。グループリーグで格下と対戦するうちに、少しずつ。
 
 森保ジャパンの根幹たるプランAは、どのように深化するのか。選手ありきから、戦術ありきへ、徐々にチームが変わっていくのか。アジアカップで注目したい。
 
文●清水英斗(サッカーライター)
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