アウェーサポーターの入場禁止が決まった試合でも恐いのは?
先日、コパ・アルヘンティーナの準々決勝で、ニューウェルス・オールドボーイズ対ロサリオ・セントラルというロサリオ・ダービーが開催されたが、「安全が保障されていない」という理由から、中立地での無観客試合となった。
そして今回、記念すべきリベルタドーレス決勝でのスーペルクラシコでは、アウェーサポーターの入場は認められていない。
サポーター同士を完全に隔離するためには、スタンドでかなりの広範囲に及ぶ空席スペースを設ける必要がある。クラブにとっては、これほど重要な試合で入場者数を減らすわけにも、安全を確保しないわけにもいかないのだ。
そして今回、記念すべきリベルタドーレス決勝でのスーペルクラシコでは、アウェーサポーターの入場は認められていない。
サポーター同士を完全に隔離するためには、スタンドでかなりの広範囲に及ぶ空席スペースを設ける必要がある。クラブにとっては、これほど重要な試合で入場者数を減らすわけにも、安全を確保しないわけにもいかないのだ。
私の友人で、記者のクリスティアン・グロッソが、『ラ・ナシオン』紙に寄稿した「OBたちのスーペルクラシコ予想」という記事の中で、かつてリーベルでプレーしたエルナン・クレスポの、「ゲームでは、必ず当てる者と外す者が出てくる。外した者に対する社会の非難が心配だ」というコメントが紹介されていたが、私も全く同じことを恐れている。
この歴史的な対決が、良い意味で、いつまでも語り継がれるイベントとなることを祈るばかりである。
文●チヅル・デ・ガルシア