なでしこリーグの勢力図は変わらずも… 日テレ、INACの2強の牙城に迫る新鋭に注目

カテゴリ:高校・ユース・その他

西森彰

2018年10月29日

2012年のチーム創設以来、前年成績からの後退がない安定成長株

クラブ創設以来、右肩上がりのノジマステラ神奈川相模原。(C) Getty Images

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 2強にワンツー・フィニッシュを許す形になったなでしこリーグだが、今後に期待を持たせる新鋭がノジマステラ神奈川相模原だ。2012年にチームが創設され、2部(チャレンジ、なでしこ2部トータル)で4位→3位→2位→1位。1部初年度の昨季が8位で、今季は7位以上を確定させている(10月27日(土)現在3位)。リーグ戦の対前年成績が一度も後退したことがない、安定成長株である。
 
ノジマの菅野将晃監督は、東京電力女子サッカー部マリーゼ(休部中)でも指揮を執り、若い選手の才能を伸ばし、日テレに迫ろうとしていた。東日本大震災に、その機会を奪われた形だったが、その後に立ち上げたノジマで、頂点を視認する位置まで再び登ってきた。國武愛美を筆頭に、伸び盛りの選手が多く、昨冬の皇后杯でも準優勝している。次年度以降もプラス成長を続けられるのか、目が離せない。
 
取材・文●西森 彰(フリーライター)
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