【松木安太郎】2点リードという未知の世界に、日本代表は冷静さを失った

カテゴリ:連載・コラム

松木安太郎

2018年07月03日

プレッシャーのなかで戦った選手・スタッフには労いの言葉をかけたい

原口のゴールで先制した日本。良いリズムで進んでいたが……。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 今までの日本は、ワールドカップが終わると監督が変わった。外国人監督の時は契約終了と同時に終わりっぱなし帰国して、次の監督に任せていたところもある。でも、今回は日本人の西野監督が指揮を執ったことで、ワールドカップの経験をしっかりと日本サッカーの蓄積に代えてくれると思う。西野監督がどんな立場になるにせよ、良かった点と悪かった点をしっかり分析して、次の代表チーム作りに役立ててほしい。
 
 個人的には監督は誰がやってもいいと思うけど、日本協会は日本人監督で行きたいという意向を持っているようだ。そうなれば、オリンピックの監督とA代表の監督がより緊密に連係を取れるだろう。オリンピック代表の森保監督は今回のワールドカップをコーチとして経験しているからね。いろんな面でプラス要素があるはずだ。
 
 A代表の世代交代を進めるうえで、Jリーグ勢の成長にも期待したいね。今回のレギュラーは昌子ひとりだったけど、彼は十分すぎるくらい良いプレーを見せていたよ。昌子のような存在が、もっとJリーグから出てきてほしい。
 
 いずれにせよ、相当なプレッシャーのなかで選手たちは頑張ってきた。もちろん、スタッフ陣もだ。彼らには心から労いの言葉をかけたい。感動をありがとう。少しの間かもしれないけど、じっくりとリフレッシュして次の目標に向かってください。
 
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