西野ジャパンが手にした「一体感」ハリル体制で生まれたかと言えば…

カテゴリ:日本代表

清水英斗

2018年06月21日

日本代表はひとつのユニットになり、スタートラインにしっかりと立った

西野体制になって選手たちのミーティングが増えたのは、間違いなくポジティブな要素だ。(C)Getty Images

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(モチベーションビデオの内容は?)内容はもう本当に、4年前ああいうふうに悔しい思いをした時の映像から、予選を苦しい中で、みんなでひとつになって戦って、そして自分たちだけじゃない、応援してくださっているサポーターの映像とか、いろいろな部分を集めてくれた。で、もう最後は仲間を信じて、チームだけじゃなくて日本中がひとつになって戦おうよ、と。そういうメッセージが込められた素晴らしい動画でした」
 
 敗退した2014年もやっていたことなので、この話し合いやビデオを過剰に持ち上げるのはおかしい。ただし、このようなことを、長谷部自身が「とにかく、そこでやりたい」と感じ、選手たちも望んでいた。その一体感が大事であり、話し合いやビデオは、その思いが形になったのだろう。
 
 この一体感が、前任者ハリルホジッチの元で実現できていたのかと言えば、正直わからない。23人が発表され、チームが固まった後は、迷いを捨ててグッと一体感が生まれたかもしれないし、そうはならなかったかもしれない。ただ、個人的にはハリルホジッチを評価する一方、リスクとして感じていた部分は、西野ジャパンでは全く不安要素ではなかった。
 
 日本代表はひとつのユニットになった。スタートラインにしっかりと立っている。次戦で相まみえるセネガルは強敵だが、試合が楽しみだ。
 
取材・文●清水英斗(サッカーライター)
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