【セネガル戦はこのスタメンで戦え!!】柴崎岳は今やボランチの序列で長谷部誠を凌ぐか

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2018年06月20日

GKは再考の余地ありだが…

コロンビア戦と同じスタメンでセネガル戦も戦うべきではないか。ただ、GKは……。

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 コロンビア戦で勝利した勢いを駆って、次のセネガル戦(現地時間6月24日)もモノにしたい。そう考えると、同じスタメンで臨むのがベストだ。コロンビア戦の出場メンバーはそれぞれに手応えを感じているはずで、そういうものをないがしろにしてはいけない。「勝っているチームはいじるな」の格言に従えば、答はひとつだろう。
 
 ただ、GKは再考の余地がある。コロンビア戦での川島永嗣のパフォーマンスをどう見るか。結果的に最大の見せ場だったはずのファン・フェルナンド・キンテーロのFKを防げなかった。一流のGKなら、ああいう時こそビッグセーブを披露するはずで、その点で「川島はすでに衰えた」とそう見られても不思議はない。
 
 あとはやはり足もとが不安だ。後半でも何度かコロンビアの選手に詰められそうなシーンがあり、そこだけで判断すると断然、東口順昭のほうがいい。日本人GKの中では足技がトップクラスで、川島のような不安定さはない。
 
 とはいえ、中村航輔を含め国際経験が足りないのはネック。結局のところ、これまでの経験を買って川島か、という結論に達してしまうが……。東口を思い切って起用してみるのも手かもしれない。
 
 最終ラインは酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、長友佑都で決まり。コロンビア戦での堅守を踏まえれば動かす理由が見当たらない。自身初のワールドカップである昌子はこの一戦で自信を深めたはずで、セネガル戦も良い精神状態で臨めそうだ。
 
 ボランチもまず、柴崎岳は当確。冷静かつ気の利いたゲームメイクなしにコロンビア撃破はありえなかった。コロンビア戦で最後痛めた個所は気になるが、今や長谷部誠よりもボランチでの序列は上だろう。
 
 2列目も変更する必要はないだろう。原口元気の上下動はコロンビア戦でも光っていた。振り返ると、原口が運動量を活かして活躍したゲーム、ワールドカップ・アジア最終予選のサウジアラビア戦(ホーム)などではチームも良い結果を残している。指揮官は変われど、原口は日本代表のバロメーター的な存在と言える。
 
 香川真司はコロンビア戦での先制弾で勢いに乗れるか。セネガル戦でもゴールに絡めれば一気にチームの主役へと躍り出る可能性はある。ややドリブルが単調だった乾だが、後半のアディショナルタイムに見せた守備は評価に値。あの苦しい時間帯にあのディフェンスができるということは、鍛錬を積み上げている証でもある。若干の物足りなさはあった乾も、そこを考慮してスタメンとした。
 
 
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