淡白に敗れる西野ジャパンに問いたい。「なぜ、ポジティブでいられるのか」と

カテゴリ:日本代表

吉田治良

2018年06月11日

西野監督と選手たちが挑むのは、日本にサッカーの熱を取り戻すための戦いだ

ワールドカップ初戦のコロンビア戦まで10日を切った。西野監督はチームを勝利に導けるのだろうか。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 サッカーのスタイル自体を大転換させての勝利だったのだから、それが理不尽な要求だと思う一方で、そんな風にして世の中に再びサッカー熱が湧き上がってきたことを、素直に嬉しくも感じていた。
 
 そう、西野監督と選手たちがこれから挑むのも、日本にサッカーの熱を取り戻すための戦いなのだ。ここで無抵抗のままグループリーグ敗退となれば、それこそ日本サッカー界は氷河期に突入しかねないだろう。
 どうか、それだけの大きな責任を背負っていることを、忘れないでほしい。
 
 彼らは今、命綱なしでタイトロープの上に立っている。
 きれいに渡り切ることなど、誰も期待していない。問われるのは、無様でも、ロープにしがみついてでも、崖の向こう側までたどり着いてみせようという覚悟だ。
 
 8年前のような起死回生の策を編み出せとは言わない。ただ、危機感や覚悟をチームに植え付けることは、残された時間でも十分にできるはずなのだ。
 
取材・文●吉田治良(スポーツライター)

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