西野ジャパンのメンバーは?指揮官の思考と過去の起用法から候補者を占う

カテゴリ:日本代表

佐藤俊

2018年04月12日

ロシアでヒリヒリした勝負を一番楽しみにしているのは、きっと西野監督自身だ

名古屋で解任されたのは2015年。2年半ほど現場から離れているのは不安要素だ。(C)SOCCER DIGEST

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 名古屋で解任されたのは2015年なので、2年半ほど現場から離れ、実戦的な感覚を取り戻す難しさはある。G大阪時代は10年指揮して、8回トップ3に入ったが、優勝できたのは1回しかない。この結果は勝ち切れない詰めの甘さを露呈しているともいえる。岡田監督のように勝つために非情な采配を揮えるかというと、優しい性格が最後の決断での迷いを生じさせる可能性もある。また、確固たる戦術を持っているわけでもない。
 
 しかし、この時期に引き受けたからこそ火事場のバカ力を発揮して、誰も予想しない結果を生むこともある。幸い対戦国は西野監督のことを知らない。新たなドラマが生まれる設定はできた。周囲の喧騒を俯瞰しつつ、「大変だよ」と苦笑しながらロシアでヒリヒリした勝負を一番楽しみにしているのは、きっと西野監督自身に違いない。
 
文●佐藤俊(スポーツライター)
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