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【会見全文|前編】ハリル電撃解任、衝撃人事に田嶋会長は「選手たちと監督の信頼関係が...」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年04月10日

監督交代をもっと早く判断できたのではないかという問いに対し…

ハリルホジッチ体制に見切りを付ける機会はあったのだが…。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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——信頼関係などで今回のご判断をされたということでしたが、選手も様々な表現でチームに対して意見を言っていました。ただ、必ずしもネガティブなものではなく、建設的にチームを動かしていこうというものでした。多くの選手がハリルホジッチ監督の戦術に共感していたところもあったと思いますが、3月の時点で不安要素とポジティブな要素がどのようになっていたかを教えてください。もう1点はコミュニケーションの溝はそこまで深まってしまう前に、協会や西野技術委員長のところで防ぐことは出来なかったのか。そこの評価はどうでしょうか
 
田嶋 まず、1番目のところをお答えします。もちろん、様々な意見がありましたが、皆様以上に私たちは状況を把握しています。それは予選を突破する前のところから把握しながらやってきました。ただ、そのコミュニケーションなど、信頼面がだんだん変わってきて、逆転したのがマリ戦、ウクライナ戦だと認識しています。

 そして、西野技術委員長のみならず、様々なスタッフが、こういう状況を含めて打開するために新たな方法を議論してきたと私は報告を受けています。そういう努力をしてきたのは事実ですし、ハリルホジッチ監督にとってそれが自分の方法であるというのをおっしゃられていたのも事実です。ただ、残念ながらそこを埋めるまでに至らなかったのは事実として認めますが、実際にトライをしてきたことも間違いではないと思っています。
 
——ワールドカップまで2か月。このタイミングでの解任はデメリットも多いと思いますが、それ以上に変えないといけない状況に追い込まれたという認識でいいのでしょうか。
田嶋 その通りです。間違いありません。逆に言うと、このタイミングだからこそ西野氏になったと思っています。もっと前であれば、西野氏ではなかったかもしれません。開幕まで残り2か月しかないことを考えると、この時期だからこそ、今回の決断をしました。それぐらいの状況になっていたと私は認識しています。
 
——もっと早く監督交代をジャッジできたのではないでしょうか?
 
田嶋 監督を変えるリスクもありますし、変えないリスクもあります。常にそういうところを議論しながら、誰が監督をやったらいいのかを考えてきました。監督を変えれば必ず良くなるという魔法があるのであれば、その方法を取るかもしれません。変えるリスクもあるので、様々な観点から議論をしてきました。

 予選を戦っている頃から、ハリルホジッチ監督をサポートすることに変わりはなく、「これからもやるぞ」ということでやってきましたが、最後の最後でそこが変わってしまったということです。監督交代のタイミングとしては遅いんじゃないかというのはありますが、最後までハリルホジッチ監督のチームをグッと固まれるものにしたいと思って3月も努力しましたが、残念ながら実現しませんでした。
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