指揮官の脇を固めるスタッフに関しては西野氏に一任しているという
――ベルギー遠征が終わり、西野委員長は現体制を維持すると話していました。今回の決断に至った経緯と、田嶋会長が今回の意思決定をされたのかを教えてください。また、解任を伝えた時のハリルホジッチ監督の表情を教えてください。
田嶋 まずメディアの皆さんに嘘をつくというわけではありませんが、どの監督であっても我々は様々なことを想定し、考えて議論しています。この契約解除に至るまでにワールドカップ予選を突破した後と前、様々な状況で議論をしてきました。
もちろん、西野技術委員長、スタッフ、岡田(武史)副会長とも議論をしながら、このチームが最善の方向にいくようにサポートをしてきました。その中でマリ戦、ウクライナ戦。このベルギー遠征というのはワールドカップ前最後となる重要な遠征でした。そして、その遠征をきっかけに、もっとハリルホジッチジャパンが立ち直るために、良い方向に行くために、良いきっかけにしたいと考え、何をサポートするべきか西野氏が最後まで努力をしていたのは皆さんのご存知の通りです。
最終的にコミュニケーションや信頼関係の問題がマリ戦、ウクライナ戦のあとに出てきてしまいました。それが最終的な解任のきっかけになったのは事実です。そして、西野氏は日本サッカー協会の技術委員長、理事、Jリーグの理事を辞任されました。そして、私が西野氏を緊急事態のなかで監督に選びました。
どのようなスタッフにするのかは監督に一任しています。(ハリルホジッチ監督とは)4月7日、フランス時間の18時にパリのホテルで直接会いました。今まで彼とは多くのミーティングをしてきましたが、皆さんからの報道にすごく敏感な人でその度に私と話をしてきました。
ずいぶん前になるのですが、私は彼に「メディアと通じてあなたに解任という情報を伝えるつもりは一切ない。言うのであれば、私が直接言います」と、その時申し上げました。実際に法務関係の方と話をしてフランスに向かったのですが、(契約解除に関しては)紙一枚でも構わないと言われていました。
田嶋 まずメディアの皆さんに嘘をつくというわけではありませんが、どの監督であっても我々は様々なことを想定し、考えて議論しています。この契約解除に至るまでにワールドカップ予選を突破した後と前、様々な状況で議論をしてきました。
もちろん、西野技術委員長、スタッフ、岡田(武史)副会長とも議論をしながら、このチームが最善の方向にいくようにサポートをしてきました。その中でマリ戦、ウクライナ戦。このベルギー遠征というのはワールドカップ前最後となる重要な遠征でした。そして、その遠征をきっかけに、もっとハリルホジッチジャパンが立ち直るために、良い方向に行くために、良いきっかけにしたいと考え、何をサポートするべきか西野氏が最後まで努力をしていたのは皆さんのご存知の通りです。
最終的にコミュニケーションや信頼関係の問題がマリ戦、ウクライナ戦のあとに出てきてしまいました。それが最終的な解任のきっかけになったのは事実です。そして、西野氏は日本サッカー協会の技術委員長、理事、Jリーグの理事を辞任されました。そして、私が西野氏を緊急事態のなかで監督に選びました。
どのようなスタッフにするのかは監督に一任しています。(ハリルホジッチ監督とは)4月7日、フランス時間の18時にパリのホテルで直接会いました。今まで彼とは多くのミーティングをしてきましたが、皆さんからの報道にすごく敏感な人でその度に私と話をしてきました。
ずいぶん前になるのですが、私は彼に「メディアと通じてあなたに解任という情報を伝えるつもりは一切ない。言うのであれば、私が直接言います」と、その時申し上げました。実際に法務関係の方と話をしてフランスに向かったのですが、(契約解除に関しては)紙一枚でも構わないと言われていました。
ただ、先ほど申し上げたように、彼が必死になって日本代表を強くしようとし、ワールドカップの出場権を獲得したという実績も考慮し、直接伝えることを私は選びました。直接言った時の状況で言えば、やはりびっくりしているというのが私の印象です。
まさか解任を伝えられるとは、というのもあり、彼は多少動揺し、怒りもありました。それは事実です。どうしてなのだと理由も含めて聞かれたのも事実です。ただ、あれもあった、これがあった、何があったと、そこで羅列するつもりはありませんでした。
事実として、(ハリルホジッチ監督に)契約を解除することを伝え、もちろん選手とのコミュニケーションが足りないことはお伝えしました。実際には総合的なことがあるのは事実ですが、辞めていただく方を傷つけるというよりは線を引くことが大事だと思い、そのような形で伝えました。彼は「満足出来ない、何でこの時期に解任するのか」とおっしゃっていましたが、私は彼にそれをしっかりと話し、少しでも日本が勝てるようにしたいからこの決断に至ったことを彼に伝えました。
まさか解任を伝えられるとは、というのもあり、彼は多少動揺し、怒りもありました。それは事実です。どうしてなのだと理由も含めて聞かれたのも事実です。ただ、あれもあった、これがあった、何があったと、そこで羅列するつもりはありませんでした。
事実として、(ハリルホジッチ監督に)契約を解除することを伝え、もちろん選手とのコミュニケーションが足りないことはお伝えしました。実際には総合的なことがあるのは事実ですが、辞めていただく方を傷つけるというよりは線を引くことが大事だと思い、そのような形で伝えました。彼は「満足出来ない、何でこの時期に解任するのか」とおっしゃっていましたが、私は彼にそれをしっかりと話し、少しでも日本が勝てるようにしたいからこの決断に至ったことを彼に伝えました。