[チャンピオンズ・リーグ　準々決勝第１レグ]ユベントス ０-３ レアル・マドリー／４月３日／アリアンツ・スタジアム

【R・マドリー｜採点・寸評】
チーム 7.5
３分のC・ロナウドの先制点で主導権を握り、その千両役者の圧巻のゴールで追加点。66分にディバラの退場で数的有利となってからは、一気に攻勢に出て３点目を奪い、昨シーズンの決勝（４-１）のリベンジを狙っていたユベントスを、その試合と同じ点差で返り討ちにした。敵の枠内シュートを２本に抑え込んだ守備陣の奮闘も評価に値する。唯一のマイナス点は、チャンスがありながらもセミファイナル進出を確実にする４点目を決めきれなかったことぐらいか。

［GK］
１　ケイラー・ナバス 6.5
23分にイグアインの至近距離からのヘッドをスーパーセーブ。大量リードにも集中力を切らさず、終了間際のミドルもきっちり防いだ。

［DF］
２　ダニエル・カルバハル　6.5
前半はパスの精度を欠く場面が見られたが、64分に丁寧なクロスで２点目をアシスト。粘り強いディフェンスでも貢献した。

４　セルヒオ・ラモス　6.5
６分にディバラの決定的なシュートを見事にブロックするなど、相棒ヴァランヌとともに堅牢を築く。バックアッパーのナチョが負傷離脱中なだけに、不用意なファウルでイエローカードをもらい第２レグが出場停止になってしまったのが玉に瑕。

５　ラファエル・ヴァランヌ　７
立ち上がりにイグアインに振り切られた場面以外は危なげなし。空中戦でも地上戦でも球際での強さを発揮した。

12　マルセロ　７
いつもよりオーバーラップの頻度は多くなかったとはいえ、敵の虚を衝くパスで２ゴールの起点に。72分にはエリア内に進入し、冷静なフィニッシュで貴重な３点目を奪う。

 

［MF］
８　トニ・クロース　７
両チーム合わせて断トツトップの97本のパスを通し、成功率は驚異の96％と中盤をコントロール。36分の強烈なミドルはバーに阻まれる。

10　ルカ・モドリッチ　6.5（82分OUT）
的確なサイドチェンジのパスを織り交ぜ、攻撃のリズムを作るタスクをまっとう。豊富な運動量を活かした守備も光った。

14　カゼミーロ　６
ディバラの突破を瀬戸際で食い止めるなど、持ち味の守備では存在感。ただビルドアップは不安定で、ボールロストからピンチを招く場面も。

22　イスコ　７（75分OUT）
群を抜くキープ力と正確なパス、神出鬼没な動きでユーベを翻弄。左サイドから切れ込んで先制点をアシストするなど２ゴールに絡む。