R・マドリー――慎重かつ狡猾なゲーム運び。

【警告】パリSG=ヴェッラッティ(20分、66分)、カバーニ(84分) マドリー=コバチッチ(32分)、S・ラモス(78分)
【退場】パリSG=ヴェッラッティ(66分)
【MAN OF THE MATCH】カゼミーロ(R・マドリー)
[チャンピオンズ・リーグ ラウンド16第2レグ]パリSG 1-2 レアル・マドリー/3月6日/パルク・デ・プランス
【R・マドリー|採点・寸評】
チーム 7
王者の風格を見せつけ、ホームで19連勝中だったパリSGに土をつけた。第1レグの終盤に逆転した際のフラットな4-4-2でスタートし、慎重かつ狡猾なゲーム運びで相手をいなし、決めるべきところで確実に仕留めた。中盤中央の数的不利は、ベンゼマや両サイドがケアすることで主導権を渡さず。堅守から効果的なアタックを繰り出し、リードした後はリズムよくボールをキープ。ヴェッラッティの退場に助けられたところもあるが、敵を大きく上回るシュート数(21本。うち3本はポスト直撃)が試合全体の優位性を物語る。
[GK]
1 ケイラー・ナバス 6.5
出番はそれほど多くなかったが、41分のディ・マリアのクロス気味のシュートや、43分のエムバペの強烈な一撃をセーブ。普段通りの瞬発力と落ち着きを披露した。失点シーンはアンラッキーだった。
[DF]
2 ダニエル・カルバハル 6
ディ・マリアにはしっかりと対応したが、エムバペにはやや手を焼いた印象。それでも全体的にそつなくプレーし、右サイドを脅かされることはあまりなかった。クロスに身体を張って守ったシーンも。
4 セルヒオ・ラモス 6.5
18分、アセンシオのクロスに左足を巧みに合わせ、先制ゴールに迫ったが、GKのファインセーブに阻まれた。守備の局面では広範囲をカバー。CL史上最多となる33枚目のイエローカードを受けたのが玉に瑕。
5 ラファエル・ヴァランヌ 6.5
絶対的な高さでクロスを跳ね返し続け、裏へのボールには優れたスピードで対応した。高さはカバーニ、スピードはエムバペにも劣らないレベル。落ち着いた対応とカバーリングも見事だった。
12 マルセロ 7
ミスの目立ったD・アウベスとのセレソンSB対決に完勝。39分には、ベンゼマの決定機につながる長いスルーパスを通し、49分にはC・ロナウドの頭にピンポイントクロス、57分にも長くて正確なパスを送った。守備面では裏を取られる場面もあったが、大きな問題はなし。
【R・マドリー|採点・寸評】
チーム 7
王者の風格を見せつけ、ホームで19連勝中だったパリSGに土をつけた。第1レグの終盤に逆転した際のフラットな4-4-2でスタートし、慎重かつ狡猾なゲーム運びで相手をいなし、決めるべきところで確実に仕留めた。中盤中央の数的不利は、ベンゼマや両サイドがケアすることで主導権を渡さず。堅守から効果的なアタックを繰り出し、リードした後はリズムよくボールをキープ。ヴェッラッティの退場に助けられたところもあるが、敵を大きく上回るシュート数(21本。うち3本はポスト直撃)が試合全体の優位性を物語る。
[GK]
1 ケイラー・ナバス 6.5
出番はそれほど多くなかったが、41分のディ・マリアのクロス気味のシュートや、43分のエムバペの強烈な一撃をセーブ。普段通りの瞬発力と落ち着きを披露した。失点シーンはアンラッキーだった。
[DF]
2 ダニエル・カルバハル 6
ディ・マリアにはしっかりと対応したが、エムバペにはやや手を焼いた印象。それでも全体的にそつなくプレーし、右サイドを脅かされることはあまりなかった。クロスに身体を張って守ったシーンも。
4 セルヒオ・ラモス 6.5
18分、アセンシオのクロスに左足を巧みに合わせ、先制ゴールに迫ったが、GKのファインセーブに阻まれた。守備の局面では広範囲をカバー。CL史上最多となる33枚目のイエローカードを受けたのが玉に瑕。
5 ラファエル・ヴァランヌ 6.5
絶対的な高さでクロスを跳ね返し続け、裏へのボールには優れたスピードで対応した。高さはカバーニ、スピードはエムバペにも劣らないレベル。落ち着いた対応とカバーリングも見事だった。
12 マルセロ 7
ミスの目立ったD・アウベスとのセレソンSB対決に完勝。39分には、ベンゼマの決定機につながる長いスルーパスを通し、49分にはC・ロナウドの頭にピンポイントクロス、57分にも長くて正確なパスを送った。守備面では裏を取られる場面もあったが、大きな問題はなし。
[MF]
☆MAN OF THE MATCH
14 カゼミーロ 7.5
中盤では数的不利を感じさせないほど優れたフィルター役となり、危険を未然に防ぎ、必要とあれば最終ラインまで降りて、カバーニを無力化。最後は勝負を決するゴールまでねじ込み、攻守に大活躍した。
17 ルーカス・バスケス 6.5
守備のタスクを十分以上に全うしながら、攻撃に転じた時には積極的に前を狙った。先制点のシーンでは、アセンシオから同サイドの高い位置でパスを受け、ファーサイドのC・ロナウドにおあつらえむきのクロスを届けた。
20 マルコ・アセンシオ 7(82分OUT)
得意のドリブル突破だけでなく、高精度のフィードや大きく動いてポゼッションにも貢献。先制の場面ではD・アウベスからボールを奪い、持ち上がって一旦下がった後に、相手の股を抜くパスでL・バスケスのアシストにつなげた。
23 マテオ・コバチッチ 6.5(71分OUT)
しつこいプレスと優れたボールテクニックを存分に見せつけた。奪った後の運ぶドリブルも秀逸で、カウンターの起点にも。33分のディ・マリアへのスライディングはプロフェッショナルなファウルで、警告も致し方なし。
☆MAN OF THE MATCH
14 カゼミーロ 7.5
中盤では数的不利を感じさせないほど優れたフィルター役となり、危険を未然に防ぎ、必要とあれば最終ラインまで降りて、カバーニを無力化。最後は勝負を決するゴールまでねじ込み、攻守に大活躍した。
17 ルーカス・バスケス 6.5
守備のタスクを十分以上に全うしながら、攻撃に転じた時には積極的に前を狙った。先制点のシーンでは、アセンシオから同サイドの高い位置でパスを受け、ファーサイドのC・ロナウドにおあつらえむきのクロスを届けた。
20 マルコ・アセンシオ 7(82分OUT)
得意のドリブル突破だけでなく、高精度のフィードや大きく動いてポゼッションにも貢献。先制の場面ではD・アウベスからボールを奪い、持ち上がって一旦下がった後に、相手の股を抜くパスでL・バスケスのアシストにつなげた。
23 マテオ・コバチッチ 6.5(71分OUT)
しつこいプレスと優れたボールテクニックを存分に見せつけた。奪った後の運ぶドリブルも秀逸で、カウンターの起点にも。33分のディ・マリアへのスライディングはプロフェッショナルなファウルで、警告も致し方なし。