【CL パリSG×R・マドリー|採点&寸評】先制ヘッドのC・ロナウドを抑えてMOMに輝いたのは?

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年03月07日

パリSG――攻撃的な布陣にシフトした直後に…。

66分にヴェッラッティが2枚目のイエローで退場。これでほぼ勝負は決した。(C)Getty Images

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[FW]
9 エディンソン・カバーニ 5.5

1ゴールをマークしたとはいえ、それ自体は完全に偶発的なもの。後方からのボールがまったく収まらず、とりわけエムバペとのコンビは、第1レグに続いてチグハグなままだった。味方のためにスペースを作る「周囲を活かす動き」は本来得意なはずだが、ネイマール不在による気負いがあったのか、独り善がりのプレーが目に付いた。

11 アンヘル・ディ・マリア 6(76分OUT)
エムバペとポジションを入れ替えながら、果敢に鋭い突破を仕掛け、ゴール前にラストパスを供給しつづけた前半のMVP。この痩身のアタッカーがマドリー守備陣をおもしろいようにかき回している間は、だれもが10番の不在を忘れていたはず。それが監督の指示なのかは不明だが、左に固定された後半はやや存在感が希薄に。

29 キリアン・エムバペ 5.5(85分OUT)
一瞬のスピードでマルセロのマークは剥がせても、そのカバーリングに入っていたS・ラモスまでは突破できず。19歳らしからぬプレーを随所で披露しながらも、王者の壁を思い知ることに。


 
[交代出場]
MF
27 ハビエル・パストーレ 5.5(59分IN)

同点ゴールにつながるダイビングヘッドは見事だったが、交代で入った直後にヴェッラッティが退場になったこともあり、本来の持ち味を活かせず。味方のサポートに恵まれない中でミスを繰り返し、得意のパスも精度を欠いた。

MF
23 ユリアン・ドラクスラー -(76分IN)

ディ・マリアに代わって左サイドでプレー。第1レグ同様、ゲームに入り込めないまま、タイムアップの笛を聞いている。

MF
19 ラッサナ・ディアッラ -(85分IN)

逆転されてから投入された守備要員。ヴェッラッティ退場で数的不利となった中盤の穴埋めに努めた。

[監督]
ウナイ・エメリ 5.5

エース、ネイマールの負傷欠場に始まり、司令塔ヴェッラッティの退場と、この試合に限れば「不運」という言葉で片付けられる部分もたしかにあった。だが、ディ・マリアやT・シウバのこの日の好パフォーマンスによって、第1レグの選手起用がいかに間違っていたかが証明されたのも事実。第2レグの流れを壊したのはヴェッラッティだが、トータルで見れば、この指揮官が敵地サンチャゴ・ベルナベウで見せた不可解な采配こそが敗戦を招いたと言わざるを得ない。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

文●竹田忍(サッカーダイジェストWeb編集部)
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