パリSG――2点のビハインドに挑んだが。

【警告】パリSG=ヴェッラッティ(20分、66分)、カバーニ(84分) マドリー=コバチッチ(32分)、S・ラモス(78分)
【退場】パリSG=ヴェッラッティ(66分)
【MAN OF THE MATCH】カゼミーロ(R・マドリー)
[チャンピオンズ・リーグ ラウンド16第2レグ]パリSG 1-2 レアル・マドリー/3月6日/パルク・デ・プランス
【パリSG|採点・寸評】
チーム 5.5
2点のビハインドに挑んだが、後半の早い時間帯に失点。その後退場者を出したこともあり、ディ・マリアを中心に躍動感あふれるプレーを披露した前半の攻撃力を維持できなかった。ネイマール不在の影響は時間を追うごとに散見されるようになり、最終的に、この大量点が求められるゲームで前線の2人を交代せざるを得ない結果になってしまったのは痛恨の極み。
[GK]
16 アルフォンス・アレオラ 6.5
S・ラモスの至近距離からのダイレクトシュートを鋭い反応でストップした18分のプレーで波に乗り、37分にはベンゼマとの1対1も勇敢な飛び出しで制す。前半はほぼ満点に近い出来だった。後半のふたつの失点に関しても、いずれもフリーの状態の相手に決められているだけに、GKとしてできることは少なかった。
[DF]
2 チアゴ・シウバ 6
第1レグで不甲斐ないプレーに終始したキンペンベに代わって最後尾に入り、ベテラン健在を印象づけた。前半のパス成功率は100%。その正確なプレーが守備ブロックに安定感をもたらした。71分にはディ・マリアのクロスを折り返し、同点ゴールの起点に。
5 マルキーニョス 6
若きDFリーダーは第1レグ同様、インテリジェンスに富んだディフェンスで数多くのピンチを防いだが、サイドに流れるベンゼマに釣り出される形で、ゴール前を手薄にしてしまうシーンも。
17 ユーリ・ベルチチェ 5.5
高い位置にポジションを取り、ディ・マリアやエムバペとの連係プレーから左サイドを攻略にかかるも、ネイマールの不在が影響したのか、最後の崩しの場面でクオリティー不足を露呈。守備でもC・ロナウドの素早い動きに対応できず、先制ヘッドをほぼフリーの状態で撃たせるミスを犯す。
32 ダニエウ・アウベス 6
対峙するマルセロが攻撃参加を自嘲していた前半は、背後をとられるリスクを恐れず、前掛かりにプレー。敵の急所を突くロングレンジのスルーパスを積極的に撃ち込み、ディ・マリアやエムバペの決定機を演出した。守備でも目立ったミスはなかっただけに、アセンシオに股下を抜かれた先制点のシーンが悔やまれる。
【パリSG|採点・寸評】
チーム 5.5
2点のビハインドに挑んだが、後半の早い時間帯に失点。その後退場者を出したこともあり、ディ・マリアを中心に躍動感あふれるプレーを披露した前半の攻撃力を維持できなかった。ネイマール不在の影響は時間を追うごとに散見されるようになり、最終的に、この大量点が求められるゲームで前線の2人を交代せざるを得ない結果になってしまったのは痛恨の極み。
[GK]
16 アルフォンス・アレオラ 6.5
S・ラモスの至近距離からのダイレクトシュートを鋭い反応でストップした18分のプレーで波に乗り、37分にはベンゼマとの1対1も勇敢な飛び出しで制す。前半はほぼ満点に近い出来だった。後半のふたつの失点に関しても、いずれもフリーの状態の相手に決められているだけに、GKとしてできることは少なかった。
[DF]
2 チアゴ・シウバ 6
第1レグで不甲斐ないプレーに終始したキンペンベに代わって最後尾に入り、ベテラン健在を印象づけた。前半のパス成功率は100%。その正確なプレーが守備ブロックに安定感をもたらした。71分にはディ・マリアのクロスを折り返し、同点ゴールの起点に。
5 マルキーニョス 6
若きDFリーダーは第1レグ同様、インテリジェンスに富んだディフェンスで数多くのピンチを防いだが、サイドに流れるベンゼマに釣り出される形で、ゴール前を手薄にしてしまうシーンも。
17 ユーリ・ベルチチェ 5.5
高い位置にポジションを取り、ディ・マリアやエムバペとの連係プレーから左サイドを攻略にかかるも、ネイマールの不在が影響したのか、最後の崩しの場面でクオリティー不足を露呈。守備でもC・ロナウドの素早い動きに対応できず、先制ヘッドをほぼフリーの状態で撃たせるミスを犯す。
32 ダニエウ・アウベス 6
対峙するマルセロが攻撃参加を自嘲していた前半は、背後をとられるリスクを恐れず、前掛かりにプレー。敵の急所を突くロングレンジのスルーパスを積極的に撃ち込み、ディ・マリアやエムバペの決定機を演出した。守備でも目立ったミスはなかっただけに、アセンシオに股下を抜かれた先制点のシーンが悔やまれる。
[MF]
6 マルコ・ヴェッラッティ 5(66分退場)
66分、レフェリーへの執拗な抗議により2枚目のイエローを提示され、退場。モッタをパストーレに代えて、攻撃的な布陣にシフトした直後というそのタイミングも最悪だった。序盤はモドリッチもクロースもいない中盤で極上の輝きを放つなど、英雄になれる可能性も十分にあったMFは、みずからの愚行によりゲームを壊してしまった。
8 チアゴ・モッタ 6(59分OUT)
軽快なダイレクトパスが良きクッションとなり、第1レグにはなかったリズミカルな展開を、パリSGの中盤に生み出していた。十分にマークを引き付けての散らしのパスは攻撃に幅をもたらし、前方のラビオやヴェッラッティを輝かせる。予定通り60分までのプレーとなったが、彼に90分間戦えるスタミナがあれば、まったく異なる結果になっていた可能性も。
25 アドリアン・ラビオ 6
かつてマドリーでプレーした名手レドンドを想起させるようなダイナミックなプレーは、この日も健在。中盤を広範囲に動きながらビルドアップに貢献したが、エムバペ、カバーニ、ディ・マリアの3トップとうまく絡めず、フィニッシュの場面を演出するまでには至らない。ここにも10番の不在が影響していた。
6 マルコ・ヴェッラッティ 5(66分退場)
66分、レフェリーへの執拗な抗議により2枚目のイエローを提示され、退場。モッタをパストーレに代えて、攻撃的な布陣にシフトした直後というそのタイミングも最悪だった。序盤はモドリッチもクロースもいない中盤で極上の輝きを放つなど、英雄になれる可能性も十分にあったMFは、みずからの愚行によりゲームを壊してしまった。
8 チアゴ・モッタ 6(59分OUT)
軽快なダイレクトパスが良きクッションとなり、第1レグにはなかったリズミカルな展開を、パリSGの中盤に生み出していた。十分にマークを引き付けての散らしのパスは攻撃に幅をもたらし、前方のラビオやヴェッラッティを輝かせる。予定通り60分までのプレーとなったが、彼に90分間戦えるスタミナがあれば、まったく異なる結果になっていた可能性も。
25 アドリアン・ラビオ 6
かつてマドリーでプレーした名手レドンドを想起させるようなダイナミックなプレーは、この日も健在。中盤を広範囲に動きながらビルドアップに貢献したが、エムバペ、カバーニ、ディ・マリアの3トップとうまく絡めず、フィニッシュの場面を演出するまでには至らない。ここにも10番の不在が影響していた。