注目される大久保の起用法と1トップのスタメン。
4.大久保の起用法と連係
指宿キャンプで指揮官が熱心に指導していたのが、12年2月24日のアイスランド戦以来の招集となった大久保だ。キャンプでは一貫して“トップ下”で起用された。
2列目で組んだ岡崎は、「確実にキープできるし、(良いタイミングで)パスも出してくれる。コンビネーション的にも多分上手くいくと思う。(本田と比べると)よりストライカーに近い」と語る。トップ下とはいえ、状況に応じて「2トップになってもいいってなった」(大久保)という。
アイスランド戦では左MFでプレーしたが、果たしてキプロス戦ではトップ下で起用されるのか。そして、その時の攻撃陣の組み合わせはどうなるのか。「コンセプトは頭に入っているし、違和感なくやれている」と語る大久保の起用法で、指揮官の思考が垣間見えそうだ。
指宿キャンプで指揮官が熱心に指導していたのが、12年2月24日のアイスランド戦以来の招集となった大久保だ。キャンプでは一貫して“トップ下”で起用された。
2列目で組んだ岡崎は、「確実にキープできるし、(良いタイミングで)パスも出してくれる。コンビネーション的にも多分上手くいくと思う。(本田と比べると)よりストライカーに近い」と語る。トップ下とはいえ、状況に応じて「2トップになってもいいってなった」(大久保)という。
アイスランド戦では左MFでプレーしたが、果たしてキプロス戦ではトップ下で起用されるのか。そして、その時の攻撃陣の組み合わせはどうなるのか。「コンセプトは頭に入っているし、違和感なくやれている」と語る大久保の起用法で、指揮官の思考が垣間見えそうだ。
5.1トップのスタメン争い
大半のポジションで“先発”は固まっているが、いまだ不透明なのが柿谷曜一朗と大迫勇也が争う1トップだ。
柿谷が9試合(559分/うち先発7試合)・4得点、大迫が7試合(334分/うち先発4試合)・3得点。プレー時間で言えば柿谷が一歩リードしている感があるものの、大迫は昨年11月のオランダ戦で1ゴール・1アシストと全得点に絡む活躍で一気に株を上げた。
もっともそれぞれ特徴も異なるため、指揮官はどちらが“主力”という判断を下さず、相手に応じて使い分ける考えだろう。ただふたりにとって、このキプロス戦は絶好のアピールの場であり、是が非でも目に見える結果が欲しいはずだ。
ここまで挙げてきた5つのチェックポイント以外にも、個や組織で確認すべき事柄は数多い。ワールドカップ前の国内ラストマッチとなるキプロス戦で結果と内容の二兎を手にし、最高の雰囲気のままフロリダ・タンパキャンプ(5月29日~6月6日)に移行したい。
取材・文:大木 勇(週刊サッカーダイジェスト編集部)
大半のポジションで“先発”は固まっているが、いまだ不透明なのが柿谷曜一朗と大迫勇也が争う1トップだ。
柿谷が9試合(559分/うち先発7試合)・4得点、大迫が7試合(334分/うち先発4試合)・3得点。プレー時間で言えば柿谷が一歩リードしている感があるものの、大迫は昨年11月のオランダ戦で1ゴール・1アシストと全得点に絡む活躍で一気に株を上げた。
もっともそれぞれ特徴も異なるため、指揮官はどちらが“主力”という判断を下さず、相手に応じて使い分ける考えだろう。ただふたりにとって、このキプロス戦は絶好のアピールの場であり、是が非でも目に見える結果が欲しいはずだ。
ここまで挙げてきた5つのチェックポイント以外にも、個や組織で確認すべき事柄は数多い。ワールドカップ前の国内ラストマッチとなるキプロス戦で結果と内容の二兎を手にし、最高の雰囲気のままフロリダ・タンパキャンプ(5月29日~6月6日)に移行したい。
取材・文:大木 勇(週刊サッカーダイジェスト編集部)