仮想ギリシャのキプロス戦で確認したいポイント。
6月14日の初戦・コートジボワール戦までに国際親善試合が3つ組まれており、それぞれ対戦3か国の特長を意識したマッチメイクとなっている。
そのひとつが5月27日のキプロス戦で、「特徴やフィジカルの要素を含めるとギリシャに似ているところもある」(ザッケローニ監督)。とはいえ相手は格下であり、相手をいかに攻略するかよりも、日本の状態を確認する作業がメインになる。
キプロス戦でのチェックポイントは、大別すれば次のようなものになりそうだ。
1.攻撃と守備の戦術、2.個々のコンディション、3.長谷部、吉田、内田の状態、4.大久保の起用法と連係、5.1トップのスタメン争い
以下、ポイントごとに日本代表の現状を見ていきたい。
そのひとつが5月27日のキプロス戦で、「特徴やフィジカルの要素を含めるとギリシャに似ているところもある」(ザッケローニ監督)。とはいえ相手は格下であり、相手をいかに攻略するかよりも、日本の状態を確認する作業がメインになる。
キプロス戦でのチェックポイントは、大別すれば次のようなものになりそうだ。
1.攻撃と守備の戦術、2.個々のコンディション、3.長谷部、吉田、内田の状態、4.大久保の起用法と連係、5.1トップのスタメン争い
以下、ポイントごとに日本代表の現状を見ていきたい。
1.攻撃と守備の戦術
攻守のコンセプトは指宿キャンプでも連日確認しており、あとは実戦の場でいかに発揮できるかだ。もっとも4年間を通じて積み上げてきたものがあり、選手たちに混乱はなく、細部の点検作業といったところ。
例えば攻撃面では、選手間の距離感、香川と長友を中心とした左サイドの崩し、裏を狙う岡崎慎司の飛び出しとタイミング、サイドチェンジ後の素早い縦への仕掛け。
一方の守備面では、ラインの高さと押し上げ、中央への絞り、最終ラインとボランチ間の距離、ボールを失った直後の守備などが確認ポイントだ。
2.個々のコンディション
指宿キャンプで右膝を負傷した酒井高徳を除き(軽傷で近日中に復帰予定)、順調な調整が進んでいる。ただキャンプを通じて負荷の高い練習を行ない、ピークをワールドカップ本番に持って行くため、キプロス戦での状態は決して万全とは言えないだろう。
動きが普段よりも鈍く、低パフォーマンスに終わる選手がいても不思議はないが、準備段階の途中と考えれば納得もいく。
3.長谷部、吉田、内田の状態
注目を集めるのは、長期離脱していた長谷部誠、吉田麻也、内田篤人の状態だ。指宿キャンプでは他のメンバーと同じメニューを消化し、遜色のない動きを披露した。
トレーニングは問題なくこなせているが、試合となれば話は別だ。長谷部はリーグ最終戦で復帰したとはいえ、他のふたりは長らく試合から遠ざかっており、実戦の感覚が多少鈍っている可能性もある。ザッケローニ監督も彼らの状態は気にかけているだろう。
攻守のコンセプトは指宿キャンプでも連日確認しており、あとは実戦の場でいかに発揮できるかだ。もっとも4年間を通じて積み上げてきたものがあり、選手たちに混乱はなく、細部の点検作業といったところ。
例えば攻撃面では、選手間の距離感、香川と長友を中心とした左サイドの崩し、裏を狙う岡崎慎司の飛び出しとタイミング、サイドチェンジ後の素早い縦への仕掛け。
一方の守備面では、ラインの高さと押し上げ、中央への絞り、最終ラインとボランチ間の距離、ボールを失った直後の守備などが確認ポイントだ。
2.個々のコンディション
指宿キャンプで右膝を負傷した酒井高徳を除き(軽傷で近日中に復帰予定)、順調な調整が進んでいる。ただキャンプを通じて負荷の高い練習を行ない、ピークをワールドカップ本番に持って行くため、キプロス戦での状態は決して万全とは言えないだろう。
動きが普段よりも鈍く、低パフォーマンスに終わる選手がいても不思議はないが、準備段階の途中と考えれば納得もいく。
3.長谷部、吉田、内田の状態
注目を集めるのは、長期離脱していた長谷部誠、吉田麻也、内田篤人の状態だ。指宿キャンプでは他のメンバーと同じメニューを消化し、遜色のない動きを披露した。
トレーニングは問題なくこなせているが、試合となれば話は別だ。長谷部はリーグ最終戦で復帰したとはいえ、他のふたりは長らく試合から遠ざかっており、実戦の感覚が多少鈍っている可能性もある。ザッケローニ監督も彼らの状態は気にかけているだろう。