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ズバリ聞きます「代表選手の選考基準」は?「海外遠征」の効果は出ている?|森山佳郎×岩政大樹#4

カテゴリ:連載・コラム

岩政大樹

2018年03月08日

結果を出しながら育てる――森山の言葉には数々のヒントが

指導者としても歩みを始めた岩政氏は、森山監督との対談で「指導現場での経験から感じたリアル」を感じたようだ。写真:徳原隆元

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岩政 私も最近、思うようになりました。これからは、60歳くらいでリタイアする時代じゃなくなるなと。
 
森山 サッカーの仕事はいろいろありますからね。指導者の道だけでなく、それこそ会場のマッチコミッショナーなどもある。岩政さんは、これからJリーグ入りを目指すクラブに関わられているわけですよね。面白いでしょ?
 
岩政 いろいろ考えることがあって大変ですが、面白いですね。今日聞いたお話を参考にして、これからも頑張ります。
    ◆    ◆    ◆
 
 経験させること。感じさせること。極論ですが、育成年代と呼ばれる子どもたちに必要なのはそれに尽きるのだと考えさせられました。いろいろな手法や技術はさておき、子どもたちは直に触れ、感じたものをスポンジのように吸収していく。そこに難題を仕込ませておけば、解決法を子どもたち自身で考えていく。子どもたちの心の近くで接してこられたからこその、森山さんの見えている景色を垣間見ることができました。
 
 森山さんから紡がれた言葉の端々からは、指導現場での経験から感じたリアルが次々と降ってくるように出てきました。指導者のひよっこの私もまた経験し、感じていくしかないのだと教えられるようでした。
 
 私は物事のすべてはバランスだと捉えています。育成と結果。その丁度いい僕らしいバランスは、当然ながらまだ見つけられていません。
 
 私は指導者としてロマンチストでもあり、リアリストでもありたい。
 
 勝ちながら育てられた森山さんの経験には、たくさんのヒントが落ちていて、私はこの対談をこれからも何度も振り返るのだろうと思っています。
 
【著者プロフィール】
森山佳郎(もりやま・よしろう)/1967年11月9日、熊本県出身。現役時代は運動量豊富なサイドバックとして広島、横浜Fなどでプレー。引退後、広島ユースのコーチ、監督を歴任し、強豪チームに育て上げた。13年に日本協会入りし、現在はU-16日本代表の監督を務める。
 
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。2010年の南アフリカW杯メンバーにも選出された。現在は、東京ユナイテッドFCで選手兼コーチを務める。
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