パリSG――早い時間帯にゴールを奪う理想的な展開。

【警告】マドリー=イスコ(33分)、ナチョ(78分) パリSG=ネイマール(15分)、ロ・チェルソ(25分)、ラビオ(64分)、ムニエ(90分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】マルセロ(R・マドリー)
[チャンピオンズ・リーグ ラウンド16第1レグ]レアル・マドリー3-1パリSG/2月14日/サンチャゴ・ベルナベウ
【パリSG|採点・寸評】
チーム 6
早い時間帯にアウェーゴールを奪う理想的な展開で、王者R・マドリーを翻弄する時間帯も少なくなかった。80分まではほぼ狙い通りのプレーができていただけに、残り10分からのR・マドリーの急激な“変化”に対応できなかったのが悔やまれる。タレント力は申し分ないが、チームとしての完成度の部分でホームチームに及ばず。
[GK]
16 アルフォンス・アレオラ 6
C・ロナウドの至近距離からのシュートを顔面でストップした28分のセーブに代表されるように、鋭い反応でたびたびピンチを防いだ。1試合を通じて好パフォーマンスを見せていただけに、終盤の失点が悔やまれる。
[DF]
3 プレスネル・キンペンベ 5
ビッグゲーム特有の緊迫した雰囲気に呑まれたわけではないだろうが、本来の迫力ある守備は影を潜め、プレーには迷いが感じられた。83分には、自身の中途半端なクリアボールを拾われ、そこから攻め込まれて逆転弾を許している。
5 マルキーニョス 6.5
インテリジェンスに富んだ守備が持ち味の若きDFリーダーは、安定感のあるディフェンスと高い集中力でピンチを防いだ。ラインコントロールも巧みで、覇気が感じられないキンペンベのカバーリングもほぼ完璧にこなしていた。
17 ユーリ・ベルチチェ 6
久々の母国でのプレーに発奮したのか、目まぐるしく攻守が入れ替わる展開の中で多くの見せ場を作った。攻撃時には鋭いオーバーラップから質の高いクロスで好機を演出。
32 ダニエウ・アウベス 6.5
同胞マルセロとのマッチアップは見応え十分。ライン際にこだわらず、相手守備網の間隙を縫うように、自由なコース取りで繰り出すオーバーラップはR・マドリーを翻弄した。一列ポジションを上げた終盤は、逆に怖さが半減した印象も。
[MF]
6 マルコ・ヴェッラッティ 6
攻め込まれた後にいち早く脱出経路を見出し、前線に素早くボールを供給するという司令塔としての役割は十分に果たせていたものの、時間の経過とともに守備に追われ、中盤での存在感が希薄に。
18 ジオバニ・ロ・チェルソ 5.5(84分OUT)
アンカーの位置での散らしのパス、相手DFラインの裏に落とすミドルレンジのフィードに非凡なセンスを感じさせたが、エリア付近での守備がとにかくお粗末。微妙な判定ではあったものの、クロースを倒してPKを献上した前半終了間際のプレーは軽率すぎた。
25 アドリアン・ラビオ 6.5
強力3トップの背後のスペースで、ある時はサイドライン際まで流れて、泥臭い仕事を優雅にこなす。33分にはネイマールの巧みな落としから鮮やかな先制ゴールを叩き込んだ。守備での貢献も高く評価できる。
【パリSG|採点・寸評】
チーム 6
早い時間帯にアウェーゴールを奪う理想的な展開で、王者R・マドリーを翻弄する時間帯も少なくなかった。80分まではほぼ狙い通りのプレーができていただけに、残り10分からのR・マドリーの急激な“変化”に対応できなかったのが悔やまれる。タレント力は申し分ないが、チームとしての完成度の部分でホームチームに及ばず。
[GK]
16 アルフォンス・アレオラ 6
C・ロナウドの至近距離からのシュートを顔面でストップした28分のセーブに代表されるように、鋭い反応でたびたびピンチを防いだ。1試合を通じて好パフォーマンスを見せていただけに、終盤の失点が悔やまれる。
[DF]
3 プレスネル・キンペンベ 5
ビッグゲーム特有の緊迫した雰囲気に呑まれたわけではないだろうが、本来の迫力ある守備は影を潜め、プレーには迷いが感じられた。83分には、自身の中途半端なクリアボールを拾われ、そこから攻め込まれて逆転弾を許している。
5 マルキーニョス 6.5
インテリジェンスに富んだ守備が持ち味の若きDFリーダーは、安定感のあるディフェンスと高い集中力でピンチを防いだ。ラインコントロールも巧みで、覇気が感じられないキンペンベのカバーリングもほぼ完璧にこなしていた。
17 ユーリ・ベルチチェ 6
久々の母国でのプレーに発奮したのか、目まぐるしく攻守が入れ替わる展開の中で多くの見せ場を作った。攻撃時には鋭いオーバーラップから質の高いクロスで好機を演出。
32 ダニエウ・アウベス 6.5
同胞マルセロとのマッチアップは見応え十分。ライン際にこだわらず、相手守備網の間隙を縫うように、自由なコース取りで繰り出すオーバーラップはR・マドリーを翻弄した。一列ポジションを上げた終盤は、逆に怖さが半減した印象も。
[MF]
6 マルコ・ヴェッラッティ 6
攻め込まれた後にいち早く脱出経路を見出し、前線に素早くボールを供給するという司令塔としての役割は十分に果たせていたものの、時間の経過とともに守備に追われ、中盤での存在感が希薄に。
18 ジオバニ・ロ・チェルソ 5.5(84分OUT)
アンカーの位置での散らしのパス、相手DFラインの裏に落とすミドルレンジのフィードに非凡なセンスを感じさせたが、エリア付近での守備がとにかくお粗末。微妙な判定ではあったものの、クロースを倒してPKを献上した前半終了間際のプレーは軽率すぎた。
25 アドリアン・ラビオ 6.5
強力3トップの背後のスペースで、ある時はサイドライン際まで流れて、泥臭い仕事を優雅にこなす。33分にはネイマールの巧みな落としから鮮やかな先制ゴールを叩き込んだ。守備での貢献も高く評価できる。