【セルジオ越後】ベルギー戦は“惜敗”ではない。世界との差を直視するべきだ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2017年11月15日

3月のテストマッチも強豪国と対戦できるか。

ベルギーに0-1で敗れ、欧州遠征は2連敗で終わった。この経験をワールドカップ本大会で活かしたい。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 ロシア・ワールドカップまでは残り7か月だ。今後、強化試合としてこなせるのは、12月のEAFF E-1選手権(韓国、中国、北朝鮮と対戦)と来年3月のテストマッチしかない。
 
 EAFF E-1選手権は国内組だけで戦うため、海外組を含めてチーム作りを行なえるのは3月のテストマッチだけだ。ここでどんな相手と対戦できるか。再びブラジルやベルギーのような格上と対戦し、腕試しをできれば最高だが、今年10月に対戦したニュージーランドやハイチのような相手だったら意味がないね。
 
 格下もしくは同じようなレベルの相手に結果を残しても、結局はワールドカップにつながらないことは今回の2連戦で証明された。現にワールドカップ最終予選やハイチ戦などで点を取ってヒーローとなった大迫、浅野、杉本らはブラジルやベルギーを相手にしたら手も足も出ないんだから。
 
 点を取れないんだったら守備的に戦い、そのためにはどんなゲームプランを組み立てるのが最適か考える。ワールドカップでひとつでも多くの勝ち星を挙げるために、日本に求められているのはその周到な準備だろう。
 
 7か月はあっという間に過ぎてしまうはずだ。前回のブラジル・ワールドカップの時は、本番でようやく世界との差を実感したが、その失敗は繰り返したくない。今回の欧州遠征を本大会につなげるためにも今後の過ごし方が重要だ。

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