7人目のゴールスコアラーは誰だ!? W杯予選オーストラリア戦での得点者の系譜

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年08月31日

劇的な展開からのPK、そして現時点で最後のゴール…

強心臓を持つ日本のエースは、自ら勝ち取ったPKで、迷うことなくど真ん中にウイニングシュートを叩き込んだ。 (C) Getty Images

画像を見る

◇5人目
本田圭佑
2014年ブラジルW杯最終予選・第7戦
 
 6試合を終えて4勝1分け1敗の日本は、13年6月4日、埼玉スタジアムにオーストラリアを迎えた。この試合は、勝つか引き分けでブラジル行きが決定する大一番となった。
 
 一進一退の攻防が続き、終盤までスコアレスで試合は進んでいったが、80分、クロスがGK川島永嗣の頭上を越してオーストラリアが先制点を奪う。
 
 日本にとっては厳しい展開となったが、試合終了間際、ショートコーナーから本田が上げたクロスが相手選手の手に当たってPKを獲得。アディショナルタイムに突入したなか、運命のキックを託された本田は、プレッシャーを物ともせずにど真ん中に蹴り込み、劇的なかたちで5回連続でのW杯出場を決めた。

1対1でGKの足元を冷静に抜いた原口。シュート時における彼の良さが出た。 (C) Getty Images

画像を見る

◇6人目
原口元気
2018年ロシアW杯最終予選・第4戦
 
 そして迎えた今予選。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本は、ホームでの初戦でUAEに敗れる(1-2)という最悪のスタートを切り、その後、タイ、イラクを連破してから、16年10月11日、オーストラリアとのアウェーマッチを迎えた。
 
 日本は相手にプレッシャーをかけ、5分に中盤でボールをカットすると、本田からのスルーパスで原口元気が抜け出し、GKとの1対1を冷静に制して先制点を奪った。
 
 攻守ともに組織プレーが機能した日本だったが、後半に原口のファウルでPKを与えて同点に追い付かれ、このまま試合は終了することに。またしても、W杯予選でオーストラリアから勝利を奪うことはできなかった。
 
 試合後、しばらくベンチで立ち上がることのできない原口の姿が印象的だった。
 
――◇――◇――
 
 ちなみに他の公式戦では、2006年ドイツW杯・グループステージの初戦(1-3の敗戦)で中村俊輔、01年コンフェデレーションズカップ準決勝(1-0で勝利)で中田英寿、07年アジアカップ準々決勝(PK戦の末に勝利)で高原直泰、11年アジアカップ決勝(1-0で勝利)で李忠成が、それぞれゴールを決めている。
 
 ご覧いただければ分かる通り、これまでオーストラリア相手の公式戦において、日本は複数得点を挙げていない。果たして、31日の決選では新たな歴史を作ることができるか。

【日本代表PHOTO】浅野、井手口のゴールでオーストラリア撃破、W杯出場決定!
【関連記事】
【豪州戦プレビュー】柴崎岳が先発か。“可変式トライアングル”で中盤の攻防を制す!
久保、本田、あるいは岡崎か…右サイドでの“共演”で酒井宏がイメージする豪州攻略法
【セルジオ越後】オーストラリア戦はハリルの度胸が試される。先発で杉本を使うべきだ
【日本代表】「ビッグマウスが欲しいんですか?」と小林祐希。オーストラリア戦に向けては…
【日本代表】「最初は無理」と言われた大怪我から復活。大迫自身が語る”今のコンディション”
【日本代表】そこに長谷部誠がいるだけで――“そういう存在”がもたらす安心感
敵将を知る…豪州代表の「アンジェ・ポステコグルー」とはどんな指揮官なのか?
崖っぷちの韓国代表…あの英雄アン・ジョンファンが後輩たちに痛烈エール!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ