7人目のゴールスコアラーは誰だ!? W杯予選オーストラリア戦での得点者の系譜

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年08月31日

ふたりのDFが決めた貴重な一撃

フィジカル勝負で押されまくった日本だが、闘莉王だけは引けをとらなかった。 (C) Getty Images

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◇3人目
田中マルクス闘莉王
2010年南アフリカW杯最終予選・最終戦
 
 90年代にプロ化して劇的な変化を遂げた日本サッカー界。そこからの成長は目覚ましく、アフリカ大陸で初めて開催されるW杯の予選を迎えるまでに、すでに3度の本大会出場を果たしていた。出場枠の拡大もあり、この頃には予選突破は日本にとってクリアしてしかるべきという最低限の課題であった。
 
 今予選では、当初チームを率いていたイビチャ・オシム監督が脳梗塞に倒れ、岡田武史監督が急遽、後任を務めるというアクシデントにも見舞われたが、日本は内容は悪くとも勝点を積み重ね、アウェーでのウズベキスタン戦に勝利し、2戦を残して南アフリカ行きを決めた。
 
 09年6月17日の最終戦、メルボルンでのオーストラリア戦は消化試合となったものの、ホームでの一戦をスコアレスで逃げ切られた日本は勝利を目指して戦い、田中マルクス闘莉王がCKから相手DFに競り勝ってのヘッドでゴールネットを揺らす。オーストラリアにとって、これが最終予選で初(そして唯一)の失点だった。
 
 2006年ドイツW杯同様、リードを奪った日本だが、その後の展開も3年前と変わらず……。パワーでじりじりと押し込まれ、後半、日本にとって悪夢の存在であるティム・ケーヒルに2ゴールを決められて逆転負け。日本は2位で最終予選を終えた。

守備では再三のピンチを身体を張って防いでいた栗原(16番)が、セットプレーで上がっていた際に、大きな仕事をやってのけた。 (C) Getty Images

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◇4人目
栗原勇蔵
2014年ブラジルW杯アジア最終予選・第3戦
 
 アルベルト・ザッケローニ監督に率いられた日本は、最終予選でオマーン、ヨルダンを撃破した後、12年6月12日にブリスベンに乗り込み、グループ最大のライバルであるオーストラリアと対峙した。
 
 前年のアジアカップ決勝では延長戦の末に勝利を飾った日本は、後半にオーストラリアが退場処分で1人少なくなったことで優位に立ち、65分にはショートコーナーから本田圭佑がドリブルでペナルティーエリア内に侵入して入れたクロスを、DF栗原勇蔵が逆サイドで合わせて先制した。
 
 このままリードを守りたかったところだが、その5分後に痛恨のPKを献上し、結局、1-1で試合終了。FKを本田が蹴ろうとしたところで終了の笛が鳴ったことも話題となった。
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