【Q&A】中田英寿、本田圭佑と共通する!? 鎌田大地の「言葉力」

カテゴリ:海外日本人

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2017年06月29日

「これまで上手くいかなかったことしかなくて…」

長谷部誠がチームメイトになるのは心強い限り。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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――その長谷部選手からは、どういったことを学びたいですか?
「一緒にプレーしていれば、長谷部さんの凄さが身に染みて分かってくるはずです。学ぶというよりも、自分の足りないところを盗みたい。長谷部さんを見て、自分の不足しているところがよりはっきりと分かると思います」
 
――今回、契約満了ではなく、違約金をチームに残しての移籍となりましたね。これまでも鎌田選手は恩義を大切にしてきましたね?
「サガンでの高卒1年目のシーズンが終わった時、この2年半のタイミングで海外に挑戦することを、ひとつの目標に設定していました。そのためにやってきて、今こうして実現して。それで何も残さずに移籍するというのは、人としてどうかなとも思っていました。自分が出ることでお金を残せることは、僕にとっても、チームにとっても大きいことです」
 
――昨年のリオ五輪代表から落選した時、もっと成長速度を速めなければいけないと危機感を募らせていました。その勝負のシーズンになりますね。
「向こうに行けば、いちからの挑戦になります。ポジション争いで定位置を勝ち取って、試合に出続けていけばA代表にも選ばれると思っています。そうやってしっかりスタメンを確保できれば、来年のワールドカップも見えてくるはずです」
 
――サッカー人生、苦しいことも多かった?
「僕はこれまで上手くいかなかったことしかなくて……。小(愛媛・キッズFC)、中(G大阪ジュニアユース)、高校(東山高)と、順調と言えた時期は限られていて、挫折を繰り返し、そういったことに負けず、多々あった苦しい時期を乗り越えてきたからこそ、今があると思っています」

——今季のブンデスリーガでは、11勝9分14敗の11位。フランクフルトの印象は?
「守ってカウンターのイメージが強いですが、まずしっかり守備から入るというのは鳥栖との共通点だと思います」
 
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