秋の公式戦出場を目ざし、リハビリを続けている。
諦めそうな時もあった。挫けて、すべてを投げ出しそうになった時もあった。
しかし、いろんなひとの支えがあったからこそ、柴田もチームも、最高の瞬間を最高の仲間たちと迎えることができた。
「担当してくれた主治医さんや、看護師さんのためにも、復帰することがみんなを勇気づけられる行動になるので、自分の道をぶらさずに歩んでいきたい」
初診をしてくれた先生や大学病院でMRI検査をしてくれた先生、手術をしてくれた病院のスタッフ。さらには仲間や学校関係者、コーチ陣、そして、一番辛い時にそばにいてくれた家族。それ以外にも、本当に多くの人びとが支えてくれた。感謝の気持ちでいっぱいだ。だからこそ、次は自分がピッチに立ち、最高の瞬間を味わい、皆に恩返しをしたい。現在は9月の公式戦出場を目ざし、リハビリを続けている。
「本当なら準決勝のピッチに立っていないといけなかったし、みんなと喜びたかった。ここに帰ってきたことが僕のゴールではない。試合に出て活躍した時が僕にとっての復帰。ここで満足せず、もっと前よりも強い自分になって、チームに貢献できるようにしたい」
彼の奮闘は、部員たちを大いにモチベートした。その気持ちは普段の取り組みを変える。指導法を巡って、指揮官が選手たちに問いつめられる場面もあったほどだ。それまでになかった向上心が芽生え、チームを団結させ、勝利へと駆り立てた。
ただ、さらなる飛躍のためには、夏のインターハイ本大会で結果を残すしかない。それが、「彼は本当に戦力として必要」と佐藤監督が位置付ける柴田を、より良い形で迎えることにも繋がる。
どこよりも強い決意で臨む、日大藤沢の夏。熱い季節が、始まる。
取材・文:松尾祐希(サッカーライター)
しかし、いろんなひとの支えがあったからこそ、柴田もチームも、最高の瞬間を最高の仲間たちと迎えることができた。
「担当してくれた主治医さんや、看護師さんのためにも、復帰することがみんなを勇気づけられる行動になるので、自分の道をぶらさずに歩んでいきたい」
初診をしてくれた先生や大学病院でMRI検査をしてくれた先生、手術をしてくれた病院のスタッフ。さらには仲間や学校関係者、コーチ陣、そして、一番辛い時にそばにいてくれた家族。それ以外にも、本当に多くの人びとが支えてくれた。感謝の気持ちでいっぱいだ。だからこそ、次は自分がピッチに立ち、最高の瞬間を味わい、皆に恩返しをしたい。現在は9月の公式戦出場を目ざし、リハビリを続けている。
「本当なら準決勝のピッチに立っていないといけなかったし、みんなと喜びたかった。ここに帰ってきたことが僕のゴールではない。試合に出て活躍した時が僕にとっての復帰。ここで満足せず、もっと前よりも強い自分になって、チームに貢献できるようにしたい」
彼の奮闘は、部員たちを大いにモチベートした。その気持ちは普段の取り組みを変える。指導法を巡って、指揮官が選手たちに問いつめられる場面もあったほどだ。それまでになかった向上心が芽生え、チームを団結させ、勝利へと駆り立てた。
ただ、さらなる飛躍のためには、夏のインターハイ本大会で結果を残すしかない。それが、「彼は本当に戦力として必要」と佐藤監督が位置付ける柴田を、より良い形で迎えることにも繋がる。
どこよりも強い決意で臨む、日大藤沢の夏。熱い季節が、始まる。
取材・文:松尾祐希(サッカーライター)