47歳でMVP、新井選手が今もなお上達する理由。

得点王のエンヒッキ・松茂良・ジアス選手(写真左)とMVPの新井誠治選手。

日本障がい者サッカー連盟の北澤豪会長は、ボランティアスタッフにねぎらいとこれからへの期待の声をかけた。
決勝戦は、前年のレオピン杯王者である九州を破り勢いに乗る関西セッチエストレーラスと、昨秋の日本選手権で優勝したFCアウボラーダの一戦。アウボラーダの攻勢で進むも、今大会無失点の関西が踏ん張り、カウンターを仕掛けるという展開となった。後半開始直後に試合は動き出し、ブラジル代表のキャリアも持つエンヒッキ・松茂良・ジアス選手が先制ゴールを決めると、関西は6月の欧州遠征にも選出された川西健太選手のゴールで同点とする。
試合は、川西選手とマッチアップしてきた新井誠治選手が、後半21分、この日唯一となるドリブルでのオーバラップ。関西のディフェンスを引きつけたところを、左サイドにポジションチェンジしていたエンヒッキ選手にラストパス。エースの左足が、優勝を決めるゴールを奪った。
決勝戦を見守った日本障がい者サッカー連盟の北澤豪会長は、「印象的だったのは、親子ほど年が違う新井さんと健太君の対決でした。アンプティサッカーの普及と強化がうまくいっていることを表わしているのかな、と感じることができました」と閉会式のあいさつで述べた。
この大会でMVPを獲得したFCアウボラーダの新井選手は決勝戦を振り返ってこう語る。「今までだと体幹で勝てたのですが、健太はものすごい勢いで成長していて、すべてにおいて抜かれました。ヒッキや健太、今大会初出場したアウボラーダの中学生カイト。ほんとに何もなかったところからアンプティサッカーを始めて、アンプティのこれからを作っていくと若い世代の成長に立ち会えてうれしい気持ちがあります。マッチアップした健太の迫力には、選手としては悔しい思いもあって、複雑な気持ちですね」
北澤会長に、大会終了後に、アンプティの普及と強化と話されたところを伺うと、こう答えてくれた。「アンプティサッカーは、競技だからレベルが上がってくるのはあるべき姿で、大事なこと。その先に6月に行われる日本代表のポーランド遠征があったり、2018年に開催が予定されているワールドカップがあります。レオピン杯での試合が、代表強化というところに繋がっていきます」
「関心を持ってくれる人やサポートが増えるのもことも大事なことです。見られることで、刺激を受け、もっといいものを見せたいと選手が思えること。そして、それに応えるように協会はもっといい環境を作っていく。新井さんは、いろんなところでアンプティサッカーの普及活動もし、アンプティサッカーをどう引き継いでいくのか、どう高めていくのかに力を入れておられる。今もなおプレーが上達する理由がそこにあると僕は思います」と、17歳の川西選手に引けをとらずにプレーした47歳の新井選手を称えた。
アンプティサッカーは、男性も女性も、大人も子どもも一緒にプレーし、成長している競技であり、障がいの部位や度合いも様々といった多様さゆえに、毎回新しい発見がある。次の全国大会は11月11・12日に予定されている日本選手権。半年後、選手たちがどんな姿を見せてくれるか、今から楽しみだ。
試合は、川西選手とマッチアップしてきた新井誠治選手が、後半21分、この日唯一となるドリブルでのオーバラップ。関西のディフェンスを引きつけたところを、左サイドにポジションチェンジしていたエンヒッキ選手にラストパス。エースの左足が、優勝を決めるゴールを奪った。
決勝戦を見守った日本障がい者サッカー連盟の北澤豪会長は、「印象的だったのは、親子ほど年が違う新井さんと健太君の対決でした。アンプティサッカーの普及と強化がうまくいっていることを表わしているのかな、と感じることができました」と閉会式のあいさつで述べた。
この大会でMVPを獲得したFCアウボラーダの新井選手は決勝戦を振り返ってこう語る。「今までだと体幹で勝てたのですが、健太はものすごい勢いで成長していて、すべてにおいて抜かれました。ヒッキや健太、今大会初出場したアウボラーダの中学生カイト。ほんとに何もなかったところからアンプティサッカーを始めて、アンプティのこれからを作っていくと若い世代の成長に立ち会えてうれしい気持ちがあります。マッチアップした健太の迫力には、選手としては悔しい思いもあって、複雑な気持ちですね」
北澤会長に、大会終了後に、アンプティの普及と強化と話されたところを伺うと、こう答えてくれた。「アンプティサッカーは、競技だからレベルが上がってくるのはあるべき姿で、大事なこと。その先に6月に行われる日本代表のポーランド遠征があったり、2018年に開催が予定されているワールドカップがあります。レオピン杯での試合が、代表強化というところに繋がっていきます」
「関心を持ってくれる人やサポートが増えるのもことも大事なことです。見られることで、刺激を受け、もっといいものを見せたいと選手が思えること。そして、それに応えるように協会はもっといい環境を作っていく。新井さんは、いろんなところでアンプティサッカーの普及活動もし、アンプティサッカーをどう引き継いでいくのか、どう高めていくのかに力を入れておられる。今もなおプレーが上達する理由がそこにあると僕は思います」と、17歳の川西選手に引けをとらずにプレーした47歳の新井選手を称えた。
アンプティサッカーは、男性も女性も、大人も子どもも一緒にプレーし、成長している競技であり、障がいの部位や度合いも様々といった多様さゆえに、毎回新しい発見がある。次の全国大会は11月11・12日に予定されている日本選手権。半年後、選手たちがどんな姿を見せてくれるか、今から楽しみだ。