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切断障がい者がプレーするアンプティサッカーの「レオピン杯」 多様性の中にある競技の面白さ

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サッカーダイジェストWeb編集部

2017年05月23日

デフサッカー選手もボランティアスタッフとして参加。

スコアレスドローとなったアウボラーダvs九州はPK戦に。アウボラーダのGK平賀智行選手は、2本ストップし、「気持ちだけでしたが、一体感の勝利ですね」と語った。

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大会初日には、試合出場の少ない選手がプレーするエキシビジョンマッチも行なわれ、小学生や女性プレーヤーがボールを追った。

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 今大会は、選手数も過去最高となっただけでなく、ボランティアスタッフも150名を数えるほどに。日本アンプティサッカー協会の副理事長で、日本代表監督も務める杉野正幸氏は、「日本障がい者サッカー連盟が発足し、日本サッカー協会(JFA)のネットワークを活用した情報発信ができるようになり、アンプティサッカーにも追い風が吹いています。選手が増えているだけでなく、大会運営に協力してくれるボランティアスタッフも多く集まってくれました。日本選手権とともに、レオピン杯を障がい者と健常者の混ざり合う、共生社会実現への一助となる大会にしていきたいと思っています」と語ったが、今回の大会には、障がい者もボランティアスタッフとして参加した。

 150名のボランティアスタッフの中に、デフサッカー男子日本代表監督の中山剛氏の姿があった。アンプティ選手との繋がりから、ボールボーイや荷物の運搬などの手伝いを、デフサッカー選手とともにしたというが、「普段サポートされていますが、選手たちにサポートする側を体験してほしかった」と狙いを語る。
 
 デフフットサル日本代表の船越弘幸選手は、「今回、ボランティアで大会を支える側に回って初めて、多くの方に支えられて大会が成り立っているんだな、と実感しました。運営や設営、ボールボーイなどのスタッフ、そして応援してくれるサポーターがいてくれて初めてプレーできるんですよね」と、普段当たり前にプレーしている環境について、感謝の気持ちを語っていた。

 アンプティサッカーの体験会では、「僕は、2年前に足首を脱臼骨折したことがあって、しばらく松葉杖で生活しました。その時は腕がすごくしびれて、なかなか杖をうまく使いこなせませんでした。でも、アンプティの選手たちは、20分ハーフを片足でプレーするって、ほんとにすごいな、と思います。サッカーは軸足があって、初めてボールが蹴られます。それがアンプティ選手はできないので、杖を軸足にしてプレーしています。デフサッカーでは、目で情報を得ますが、アンプティサッカーでは、クラッチを使いこなしてプレーしています。アンプティ選手をリスペクトするとともに、足に不自由なく生かされていることを感じました」と話した。
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