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切断障がい者がプレーするアンプティサッカーの「レオピン杯」 多様性の中にある競技の面白さ

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サッカーダイジェストWeb編集部

2017年05月23日

アンプティサッカー全国大会「レオピン杯」。

関西はカウンターに活路を見出し、川西健太選手が縦への突破を何度も図った。大会MVPを獲得したアウボラーダの新井誠治選手がこれに応対した。

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秋の日本選手権に続き連覇を飾ったFCアウボラーダ。

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 アンプティサッカーは、日本では2010年に始まった障がい者スポーツで、全国に9チーム、95名が登録選手となっている。今大会には84名がエントリーし、チームの選手数や経験などを加味し、合同チームが2チーム(アシルスフィーダ北海道AFC+AFC BumbleBee千葉+FC ONETOP、TSA FC+ガネーシャ静岡AFC)結成され、6チームで争った。

 大会初日は予選6試合、二日目は準決勝、決勝、順位決定戦の5試合と2日間で11試合が行なわれた。アンプティサッカーの全国大会は春のレオピン杯と秋の日本選手権の年に2度行なわれている。直近の全国大会では、5回連続で FCアウボラーダとFC九州バイラオールが決勝戦を戦い、優勝を分け合ってきたが、今大会では、関西セッチエストレーラスが予選で九州に勝利。アンプティサッカーの2強時代に終止符を打つ兆しを見せた。

 いつもよりも1試合早い準決勝で対戦したアウボラーダと九州は、PK戦の末、アウボラーダが勝利。この試合は、PK戦の1枚を加え、3枚のイエローカードが出る激しい試合で、選手もヒートアップ。ジャッジへの不満も見受けられた時に、アンプティサッカーらしいなと思える一幕があった。

 九州の前島宗平選手が、ベンチから「笑ってやろう、笑ってやろう」と大きな声をかけたのだ。大会後その話をすると、「勝ちたい気持ちはみんな同じで、激しくなりますが、やっぱり楽しくサッカーをやったほうがいいじゃないですか。その瞬間はみんな笑って少しリラックスできると思いますし」と語った。
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