来シーズンはユーベ栄光の背番号10を継承か。
■キーワード4:契約
2015年にディバラがパレルモからユーベに加入した時、ユベンティーノが一番引っかかったのが、大成する保証のない20歳そこそこの若手に対して最長の5年、つまり2020年までの契約を結んだことだった。
だが、それから2年も経っていない現在、ユーベは2022年までの新たな契約を結ぼうと目論んでいる。提示している年俸は、これまでの300万ユーロ(約3億6000万円)から大幅アップの550万ユーロ(約6億6000万円)+ボーナス。合計がおよそ700万ユーロ(約8億4000万円)になる目算だ。ユーベで最も稼いでいるイグアインの750万ユーロ(約9億円)に近づきつつある。
ただ、昨年9月から持ち上がっている契約更新の話はまだまとまっておらず、ユベンティーノは気を揉んでいる。それはそうだろう。レアル・マドリーやバルサが獲得を目論んでいるからだ。では、ディバラ自身の考えは?
「安心して。あと少しで全てきちんとするから。僕自身はユーベに留まりたい。代理人と話し合ってサインするよ」
ディバラの気持ちははっきりしているようだ。それでも新契約がまとまらないのは、彼の肖像権を巡って意見が割れているから。ディバラ側もユーベ側も、全ての肖像権を持ちたいと主張する。最終的には折半する形でまとまるのではないかと、私は踏んでいる。
■キーワード5:未来
ラ・ホジャ(LA JOYA)の未来は、ユーベと共にある。ひとまずそう表現して差し支えないだろう。ホジャというのはディバラのニックネームで、宝石という意味のスペイン語だ。
「そう呼ばれるのは嫌じゃない。というか、気に入っているよ。アルゼンチン人のジャーナリストがつけてくれたんだけど、きっと引退するまでそう呼ばれるんじゃないかな。でもさ、イタリア人は正しく発音できないんだよね(JOYAのイタリア読みはヨヤ)。なんか力が抜けるような名前になっちゃってさ(笑)」
もっとも、キャリアの最後はまたホジャに戻るかもしれない。彼は遠い未来について、こう語っている。
「30歳を過ぎたら、アルゼンチンに帰ってボカでプレーしたい。そしてできることなら、最後の最後は僕をサッカー界に送り出してくれたチーム、インスティトゥートでキャリアを終えたいな」
多少ロマンチックな未来予想図だが、このカンピオーネ(名手)の心の中にはいまだ故郷を懐かしく思う“少年”が存在するということだ。
■キーワード6:背番号
ディバラの背番号は「21」。ユーベはまだ彼に、10番を与えていない。オマール・シボリ、ミシェル・プラティニ、ロベルト・バッジョ、アレッサンドロ・デル・ピエロ、カルロス・テベス、ポール・ポグバが背負ってきたバンディエーラの証だ。
おそらく来シーズンは栄光のナンバー10をつけると、私は確信している。新契約にサインをした後に。ディバラは背番号への思い入れを、こう語る。
「10番は魅力的だ。でも、今の21番でも僕は十分に満足さ。だってこれまでリリアン・テュラム、ジネディーヌ・ジダン、アンドレア・ピルロがつけてきた番号だから。10番に勝るとも劣らない栄光のナンバーだよ」
2015年にディバラがパレルモからユーベに加入した時、ユベンティーノが一番引っかかったのが、大成する保証のない20歳そこそこの若手に対して最長の5年、つまり2020年までの契約を結んだことだった。
だが、それから2年も経っていない現在、ユーベは2022年までの新たな契約を結ぼうと目論んでいる。提示している年俸は、これまでの300万ユーロ(約3億6000万円)から大幅アップの550万ユーロ(約6億6000万円)+ボーナス。合計がおよそ700万ユーロ(約8億4000万円)になる目算だ。ユーベで最も稼いでいるイグアインの750万ユーロ(約9億円)に近づきつつある。
ただ、昨年9月から持ち上がっている契約更新の話はまだまとまっておらず、ユベンティーノは気を揉んでいる。それはそうだろう。レアル・マドリーやバルサが獲得を目論んでいるからだ。では、ディバラ自身の考えは?
「安心して。あと少しで全てきちんとするから。僕自身はユーベに留まりたい。代理人と話し合ってサインするよ」
ディバラの気持ちははっきりしているようだ。それでも新契約がまとまらないのは、彼の肖像権を巡って意見が割れているから。ディバラ側もユーベ側も、全ての肖像権を持ちたいと主張する。最終的には折半する形でまとまるのではないかと、私は踏んでいる。
■キーワード5:未来
ラ・ホジャ(LA JOYA)の未来は、ユーベと共にある。ひとまずそう表現して差し支えないだろう。ホジャというのはディバラのニックネームで、宝石という意味のスペイン語だ。
「そう呼ばれるのは嫌じゃない。というか、気に入っているよ。アルゼンチン人のジャーナリストがつけてくれたんだけど、きっと引退するまでそう呼ばれるんじゃないかな。でもさ、イタリア人は正しく発音できないんだよね(JOYAのイタリア読みはヨヤ)。なんか力が抜けるような名前になっちゃってさ(笑)」
もっとも、キャリアの最後はまたホジャに戻るかもしれない。彼は遠い未来について、こう語っている。
「30歳を過ぎたら、アルゼンチンに帰ってボカでプレーしたい。そしてできることなら、最後の最後は僕をサッカー界に送り出してくれたチーム、インスティトゥートでキャリアを終えたいな」
多少ロマンチックな未来予想図だが、このカンピオーネ(名手)の心の中にはいまだ故郷を懐かしく思う“少年”が存在するということだ。
■キーワード6:背番号
ディバラの背番号は「21」。ユーベはまだ彼に、10番を与えていない。オマール・シボリ、ミシェル・プラティニ、ロベルト・バッジョ、アレッサンドロ・デル・ピエロ、カルロス・テベス、ポール・ポグバが背負ってきたバンディエーラの証だ。
おそらく来シーズンは栄光のナンバー10をつけると、私は確信している。新契約にサインをした後に。ディバラは背番号への思い入れを、こう語る。
「10番は魅力的だ。でも、今の21番でも僕は十分に満足さ。だってこれまでリリアン・テュラム、ジネディーヌ・ジダン、アンドレア・ピルロがつけてきた番号だから。10番に勝るとも劣らない栄光のナンバーだよ」