「宝石ディバラ」を徹底解剖。メッシとの関係、プライベート、未来予想図は?

カテゴリ:メガクラブ

パオロ・フォルコリン

2017年04月12日

ディバラ不在ならユーベはシステム変更も。

今シーズン中盤戦以降はイグアイン(右)と縦の2トップの関係に。コンビネーションは徐々に深まってきた。(C)Getty Images

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■キーワード2:戦術
 ユーベのエースストライカーは誰か。おそらく、多くの人がゴンサロ・イグアインと答えるだろう。だが、「絶対不可欠の存在は?」という問いには、誰もがディバラの名前を挙げるはずだ。この23歳こそが、前人未到のセリエA6連覇と21年ぶりのCL制覇を目指すユーベのまさにバンディエーラ(旗頭)である。
 
 マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、非常にオフェンシブなサッカーを志向している。現在の基本システムは4-2-3-1。2枚で構成する中盤センターはサミ・ケディラとミラレム・ピャニッチ、2列目は右がファン・ギジェルモ・クアドラード、左がマリオ・マンジュキッチ、そしてディバラはCFを務めるイグアインの後ろ、トップ下を任されている。かなり攻撃的な布陣だ。
 
 そしてこのシステムは、1トップ(イグアイン)と中盤を結びつけるディバラの存在を抜きには語れない。それができるテクニックと活力、創造性とスピードを持ち合わせたプレーヤーはディバラ以外にいないからだ。アッレグリは言う。
 
「もしディバラがいなければ、中盤はケディラとピャニッチにクラウディオ・マルキージオを加えた3人で構成しないとダメだろう」
 
 つまりディバラがいるといないとでは、チームのシステム自体が変わってしまう。もっと言えば、ユーベ自体が変わってしまうということだ。ビッグチームでこれほど影響力のある23歳は、そうはいない。
 
 
■キーワード3:ゴール
 トップ下というポジションの性格上、2トップの一角に比べればゴールのチャンスは必然的に少なくなる。実際、3-5-2から4-2-3-1にシフトした21節のラツィオ戦以降は、公式戦15試合で7得点とゴール数はそこまで伸びていない。ただ、チャンスメークを含めた2列目でのプレゼンスは絶大で、CFを務めるイグアインとの息もぴったり。ディバラ本人も現在の役割に不満はないようだ。
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