C・ロナウドの「赤裸々な真実」とは? 名物スペイン人記者が看破

カテゴリ:メガクラブ

ヘスス・スアレス

2016年12月13日

C・ロナウドよ、うぬぼれを捨てろ。

11月7日にマドリーとの契約を2021年まで延長した際には「41歳までやる」と宣言したC・ロナウド。 (C) Getty Images

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 仲間をリスペクトし、実直にプレーできるか。もっとも、強烈なエゴイズムによってスタープレーヤーとなったC・ロナウドに、いまさらそれができるとは思えないが。
 
「41歳までプレーする!!」と本人はそう息巻いているらしい。しかし、もしいまの自分を受け入れられないのであれば、彼のキャリアはあと2~3年で終焉を迎えてもおかしくはない。
 
 しつこいようだが、彼はフィジカルプレーヤーで、アスリートとしての能力をプレーに落とし込んでいるに過ぎないのだ。
 
 運動能力の低下は、確実にC・ロナウドからアドバンテージを奪う。もちろん、1か月や1年で根こそぎ失われるというものではない。
 
 だが、取り戻せるものでもないだろう。格下選手が相手なら、勝手に「C・ロナウド」という名前を恐れ、隙を見せてくれる。しかし、やがてメッキは剥がれるはずだ。
 
 今後、C・ロナウドはプレーの質の悪さを指摘されつづけるに違いない。引き続きゴールは奪うが、その数は確実に減っていくだろう。
 
 そうなったとき、どこで折り合いをつけられるか。わたしからアドバイスできることがあるとすれば、思い切って、うぬぼれを捨てることだ。例えそれが、彼にとって一番難しいことだとしてもだ。
 
文:ヘスス・スアレス
翻訳:小宮良之
 
【著者プロフィール】
ヘスス・スアレス/現役時代はガリシア州1部リーグでプレー。引退後、監督養成学校でF・バスケス(現マジョルカ 監督)に師事し、指導者の道へ。州リーグのクラブで監督を務めた後、『オール・ヨーロッパ』誌に寄稿するなど、ジャーナリスティックとして活躍。指導者的立場からの理論には定評がある。『ワールドサッカーダイジェスト』では長年に渡ってスペイン・コラムを担当し、旧知の間柄であるファン・カルロス・バレロンとの対談連載も好評を博している。
 
※ワールドサッカーダイジェスト2016.12.15号より加筆・修正

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