現地時間12月12日、フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』は2016年度のバロンドール（年間世界最優秀選手賞）を発表。世界中のジャーナリスト投票の結果、レアル・マドリーに所属するポルトガル代表FWのクリスチアーノ・ロナウドが２年ぶり４度目（FIFAバロンドール時代を含む）の受賞を果たした。
 
　C・ロナウドは2015−16シーズンのチャンピオンズ・リーグで12試合・16ゴールと圧倒的なパフォーマンスを披露し、R・マドリーの通算11度目の欧州制覇に貢献した。
 
　さらに今夏にフランスで行なわれたEURO2016では、全７試合に出場して３ゴール・３アシストをマーク。フランスとの決勝では、前半途中に涙の負傷交代を余儀なくされたものの、キャプテンとして最後までチームメイトを鼓舞し続け、ポルトガル代表を初のヨーロッパ王者へ導いた。
 
　2010年から昨年までFIFAと共同主催し、ジャーナリストに加えて各国代表監督とキャプテンが投票する『FIFAバロンドール』となっていた同賞は、今年度から記者投票による元来の選出方法に戻り、リオネル・メッシやアントワーヌ・グリエーズマンなど23名がノミネートされていたが、2016年にCLとEUROをダブル制覇したC・ロナウドが競り勝った。
 
　マンチェスター・U時代の2008年に同賞を初受賞していたC・ロナウドは、2013年、2014年に続いて自身４度目の栄冠を手にしたこととなった。
 
　なお、表彰式は来年１月にスイスのチューリッヒで行なわれる予定だ。