C・ロナウドの「赤裸々な真実」とは? 名物スペイン人記者が看破

カテゴリ:メガクラブ

ヘスス・スアレス

2016年12月13日

メッシとの差は今や歴然。

宿命のライバルとも言うべきメッシについてC・ロナウドは「メッシとの間には互いに大きなリスペクトがある」と語っている。 (C) Getty Images

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 繰り返すが今シーズンのC・ロナウドは、独力での局面 打開がすでに困難な状況にある。どうにか周囲の選手の助けを借りながら自分のプレーを輝かせようとしているが、視野が狭く、ボール扱いも不器用であるためうまくいかない。最近は本拠地サンチャゴ・ベルナベウのファンからも、ブーイングを受ける有り様だ。
 
 宿命的なライバルと言われているリオネル・メッシとの差は、いまや歴然。C・ロナウドはメッシのように、中盤でボールに触って流れを加速するという芸当はできない。マドリーでも、お膳立てはカリム・ベンゼマに任せっきりだ。
 
 それでも本人はとことんポジティブで、気落ちした様子はまるで見せていない。
 
 ただ彼は、現状に腹を立て、不満を感じており、それがあり得ないシュートミスへと繋がっているのだ。
 
 どんな選手も、いつかは肉体的に衰えるもので、重要なのはその現実と向き合えるかどうか。かつてのマドリーの伝説、アルフレッド・ディ・ステファノでさえ、現役生活の晩年は「まだ衰えていない」 と突っ張り、 38 歳のときには当時の監督 と悶着を起こしている。
 
 そして彼は、マドリーのコーチングスタッフの就任オファーを蹴り、エスパニョールに新天地を求めた。だが昔日の面影はなく、2年後には現役を引退することになった。
 
 どんな選手にも、潮時というのは必ずあるものだ。ロナウドが生き残る唯一の道は、シュ ーターとしての限定的役割に専念することだろう。ゴールを決める能力に関しては、深刻になるほどは衰えていない。
 
 事実、ポルトガル代表ではすでに9番としてプレーする機会が多く、10 月と11月のワールドカップ予選では、アンドラ、フェロー諸島、ラトビアから計7ゴールを奪っている。
 
 だがシューターとしても“改心”は求められるだろう。いままでのエゴ丸出しでは、周囲は納得しないだろう。
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