【セルジオ越後】川崎には「勝つ文化」がない。鹿島とは対照的だったね

カテゴリ:Jリーグ

連載・コラム

2016年11月23日

天皇杯を取るチャンスがある。ここで優勝できれば、何かが変わるきっかけになる。

川崎には三好(写真)や板倉といった若い芽も出てきている。(C)SOCCER DIGEST

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 風間体制で5年間やってもタイトルを取れなかった。世界を見渡せば、タイトルを取れないまま5年間も監督を任せる名門クラブはないよね? 厳しい言い方をするようだけど、やっぱり面白いサッカーをするだけでは勝てないんだ。次に、これをどう変えていくのかを真剣に考えるべきだよ。
 
 フロンターレは若くて良い選手が出てきているし、世代交代も順調に進みそうだ。だからこそ、タイトルへのあと一歩を埋める「経験」の要素をクラブに導入するべきかもしれない。それが監督なのか選手なのかは、フロントがしっかりと見極めるべきだね。
 
 まあ、フロンターレには、まだ天皇杯でタイトルを取るチャンスがある。ここで優勝できれば、何かが変わるきっかけになるから、期待したいところだ。
 
 これでチャンピオンシップの決勝はレッズ対アントラーズに決まったわけだけど、決勝はホーム&アウェーだからね。今回の準決勝とは、また違った展開になるだろう。
 
 第1戦は、アントラーズのホームで行なわれる。アントラーズとしてはこの初戦を絶対にものにしたいという欲が出てくるだろう。加えて、初戦で負けたら一気に不利になるというプレッシャーを感じて戦うことにもなる。

 一方のレッズは、初戦は引き分けでしのぎ、ホームでの第2戦で勝てばOK、という考え方もできるんだ。両監督がどんなゲームプランで挑むのか、第1戦のスタメンである程度読めるかもしれない。
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