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【内田篤人の告白】希望と絶望の狭間で<パート2>。「彼が移籍したダメージは大きかった」

カテゴリ:海外日本人

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年10月19日

「全部やります。やれると信じています」

14年ワールドカップの時も、ある程度の反動は覚悟していた(写真はコートジボワール戦)。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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──さて、内田選手の復帰時期は?
 
「早いに越したことはないですけど、時間がかかる怪我なので。再発は避けたいから、どうしても慎重になる。難しいところです」
 
──キャンプの頭から合流したい?
 
「キャンプから合流させてもらって、開幕から出られるなら狙います。ただ、(試合を)1年半くらいやってないですからね。ある程度はゆっくりやりたい気持ちもある」
 
──膝との相談というわけですね。
 
「本当にそう。膝は消耗品です。少し無理をしてプレーしていた(14年の)ワールドカップの時も、ある程度の反動は覚悟していました。サッカー人生の寿命を削ってやっているなって。チャンピオンズ・リーグの負担もあって、ワールドカップの後の1年ぐらいは膝の痛みを薬や注射でごまかしていただけですからね。
 
でも、いいんです、僕はそれで納得していたので。サッカー選手にとってひとつのポイントじゃないですか、ワールドカップとチャンピオンズ・リーグは」
 
──この先復帰して、代表活動を含め複数のコンペティションを戦える自信はありますか?
 
「全部やります。やれると信じています。クラブと代表の片方をセーブしてとか、妥協的な考えはない。正直、Jリーグでプレーしていた時のほうがスケジュールはきつかったですよ。
 
 五輪、A代表、それにACLも重なって、休む時間がほとんどなかった。若いから精神的にもゆとりがないし、本当にきつかった。ただ、1試合の消耗度はドイツのほうが上ですけどね。ポジション的にもちょっときつい、SBって。FWやMFに比べて交代することも少ないし、タフさが求められます」
 
(パート3に続く)
―――――――――――◆―――――――――◆――――――――――――
 
プロフィール
うちだ・あつと/1988年3月27日生まれ、静岡県出身。176㌢・62㌔。函南SSS-函南中-清水東高-鹿島-シャルケ(GER)。ブンデスリーガ1部通算104試合・1得点。J1通算124試合・3得点。日本代表通算72試合・2得点。10・14年ワールドカップ出場。08・09年Jリーグベストイレブン。06年のデビュー以来、あらゆる指揮官に重用される右SB。鹿島でリーグ3連覇を経験し、10年夏からシャルケへ。15年6月に右膝の膝蓋腱を手術して戦線離脱中だが、チャンピオンズ・リーグの出場数はここまで日本人最多。早期の復帰が待たれる。
 
取材:白鳥和洋・広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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