ポグバとユーベの契約に信じられないほど有利な条件を盛り込む。
そのイブラヒモビッチに続く「収益源」となるはずだったのがバロテッリ。インテル時代に代理人契約を結ぶと、当時の監督ジョゼ・モウリーニョと折り合いが悪くなったことを理由に、2010年夏にマンチェスター・Cに2950万ユーロで移籍させ、2年後にはそこからミランに2000万ユーロで、さらに2年後の14年夏にはやはり2000万ユーロでリバプールへと「転がした」。
しかしバロテッリは、ミラン移籍2年目の13-14シーズン以降はまったく結果を出せず、現在は市場価値もピーク時の5分の1(600万ユーロ)まで下落してしまった。
しかしもちろん、ライオラの「駒」はバロテッリだけではない。前記した通り顧客には多くのビッグネームが名前を連ねている。その中でも近年一番大きな利益をもたらして、イブラヒモビッチとバロテッリに続くライオラの「看板選手」となったのが、ポグバである。
ル・アーブルのアカデミーから16歳でマンチェスター・Uに引き抜かれたものの、2年経ってもトップチームに引き上げてもらえず不満を抱いていたポグバと代理人契約を交わすと、マンチェスター・Uからの契約延長オファーを拒否。契約が満了した2012年夏に移籍金ゼロでユベントスに送り込んだ。
この時にライオラは、ユベントスから450万ユーロの手数料を引き出しただけでなく、「近い将来に5000万ユーロ以上でポグバを売却した場合には、その移籍金の30%をマージンとして得る」という条件を、ユベントスのジュゼッペ・マロッタGDに呑ませていた。
しかも、「5000万ユーロ以上の正式オファーがあった場合には、ユベントスがそれを断った時にもオファー額の30%をライオラに支払う」という、信じられないほど有利な条件だった。
おそらくユベントスは、ポグバの可能性をそこまで高く見積もっていなかったのだろう。しかし、ポグバはそれからの4年間で大きく成長したうえ、移籍金の相場も大きく吊り上がる。そして、今夏に1億1000万ユーロ(約132億円/ボーナス込み)というサッカー史上最高の移籍金でマンチェスター・Uに移籍することになる。この移籍だけでライオラは3300万ユーロ(約39億6000万円)という桁外れの大金を懐に入れたわけだ。
ライオラが今夏にマンチェスター・Uに移籍させたのは、ポグバだけではない。その前には他でもないイブラヒモビッチを移籍金ゼロ(パリSGとの契約が6月30日に満了)で、そしてドルトムントからムヒタリアンを4200万ユーロ(約50億円)で「押し込んで」いるのだ。
これまでマンチェスター・Uはモウリーニョの代理人でもあるジョルジュ・メンデスと密接な関係を築いてきたが、今夏はモウリーニョの監督就任を除けばメンデス関連のディールはゼロ。メンデスの顧客でずっと噂に上っていたアンドレ・ゴメスも、結局はバルセロナに新天地を求めた。今夏の「3連発」によって、ライオラはマンチェスター・Uにおける存在感を一気に高めた格好だ。
しかしバロテッリは、ミラン移籍2年目の13-14シーズン以降はまったく結果を出せず、現在は市場価値もピーク時の5分の1(600万ユーロ)まで下落してしまった。
しかしもちろん、ライオラの「駒」はバロテッリだけではない。前記した通り顧客には多くのビッグネームが名前を連ねている。その中でも近年一番大きな利益をもたらして、イブラヒモビッチとバロテッリに続くライオラの「看板選手」となったのが、ポグバである。
ル・アーブルのアカデミーから16歳でマンチェスター・Uに引き抜かれたものの、2年経ってもトップチームに引き上げてもらえず不満を抱いていたポグバと代理人契約を交わすと、マンチェスター・Uからの契約延長オファーを拒否。契約が満了した2012年夏に移籍金ゼロでユベントスに送り込んだ。
この時にライオラは、ユベントスから450万ユーロの手数料を引き出しただけでなく、「近い将来に5000万ユーロ以上でポグバを売却した場合には、その移籍金の30%をマージンとして得る」という条件を、ユベントスのジュゼッペ・マロッタGDに呑ませていた。
しかも、「5000万ユーロ以上の正式オファーがあった場合には、ユベントスがそれを断った時にもオファー額の30%をライオラに支払う」という、信じられないほど有利な条件だった。
おそらくユベントスは、ポグバの可能性をそこまで高く見積もっていなかったのだろう。しかし、ポグバはそれからの4年間で大きく成長したうえ、移籍金の相場も大きく吊り上がる。そして、今夏に1億1000万ユーロ(約132億円/ボーナス込み)というサッカー史上最高の移籍金でマンチェスター・Uに移籍することになる。この移籍だけでライオラは3300万ユーロ(約39億6000万円)という桁外れの大金を懐に入れたわけだ。
ライオラが今夏にマンチェスター・Uに移籍させたのは、ポグバだけではない。その前には他でもないイブラヒモビッチを移籍金ゼロ(パリSGとの契約が6月30日に満了)で、そしてドルトムントからムヒタリアンを4200万ユーロ(約50億円)で「押し込んで」いるのだ。
これまでマンチェスター・Uはモウリーニョの代理人でもあるジョルジュ・メンデスと密接な関係を築いてきたが、今夏はモウリーニョの監督就任を除けばメンデス関連のディールはゼロ。メンデスの顧客でずっと噂に上っていたアンドレ・ゴメスも、結局はバルセロナに新天地を求めた。今夏の「3連発」によって、ライオラはマンチェスター・Uにおける存在感を一気に高めた格好だ。