ベルギーで“異質”なSTVVが旋風を巻き起こす。強敵に競り勝ち堂々2位。プレーオフ1だ! CLだ! ロッカールームから飛び出すマジカルワード【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年12月10日
谷口が漏らした一言「オランダかぁ」
STVVの日本人経営陣には「日本代表に選手を送り出す」というミッションがある。12月5日、ワールドカップの組分け抽選会が開かれ、日本はグループFに入った。11月の日本対ガーナで代表デビューし、続くボリビア戦でもプレーした後藤の感想はこうだ。
「コーチの家でご飯を食べさせてもらって、そこで抽選会を見てました。(日本は)やれるんじゃないですか。(グループFを)突破しないといけないと思っている。実際、全員がワールドカップという(目標を)掲げてますし、国全体がそう思っているので、しっかり予選を突破したい。一発目が難しい相手(オランダ)っぽいので、代表の分析の方に頑張ってもらってしっかり戦えるようにしたい。まずは代表に選ばれることが大事だと思うので、選ばれるために今はできてること、できないことをしっかり明確にしてプレーしたいです」
1年前、アキレス腱断裂の重傷を負った谷口は10月、11月の日本代表マッチで完全復活を印象づけた。
「力のあるチームがたくさんいるグループに入ったなという感想です。どこに入っても厳しいことに変わりがない。そのことは始めから分かっていた。でも『オランダかぁ』というのは思いました。あとはヨーロッパからあと1か国、どこが勝ち抜いてくるのか。チュニジアはフィジカルの強いチームですし、嫌な相手です。簡単なリーグ戦にはならない。だけどしっかりと勝ち抜く絵を描きながらやらないといけない」
「オランダかぁ」と漏らした谷口の一言。これはいかようにも意味合いを捉えることができる。時刻はもう零時近く。それでも申し訳ないが、説明してもらった。
「コーチの家でご飯を食べさせてもらって、そこで抽選会を見てました。(日本は)やれるんじゃないですか。(グループFを)突破しないといけないと思っている。実際、全員がワールドカップという(目標を)掲げてますし、国全体がそう思っているので、しっかり予選を突破したい。一発目が難しい相手(オランダ)っぽいので、代表の分析の方に頑張ってもらってしっかり戦えるようにしたい。まずは代表に選ばれることが大事だと思うので、選ばれるために今はできてること、できないことをしっかり明確にしてプレーしたいです」
1年前、アキレス腱断裂の重傷を負った谷口は10月、11月の日本代表マッチで完全復活を印象づけた。
「力のあるチームがたくさんいるグループに入ったなという感想です。どこに入っても厳しいことに変わりがない。そのことは始めから分かっていた。でも『オランダかぁ』というのは思いました。あとはヨーロッパからあと1か国、どこが勝ち抜いてくるのか。チュニジアはフィジカルの強いチームですし、嫌な相手です。簡単なリーグ戦にはならない。だけどしっかりと勝ち抜く絵を描きながらやらないといけない」
「オランダかぁ」と漏らした谷口の一言。これはいかようにも意味合いを捉えることができる。時刻はもう零時近く。それでも申し訳ないが、説明してもらった。
「オランダはやっぱり力のある国だと思います。プレミアリーグで活躍している選手がたくさんいるし、戦術的にもフィジカル的にもトップレベルの国だと思ってます。オランダとの第1戦は大事になる。もちろん勝つためにやらないといけない。ここから半年後に向けて分析も含めて、いろいろなことが進んでいくと思います。楽しみです」
――つまり「オランダかぁ」は「気が引き締まった」という思いがあったのか?
「そういう感じです(笑)」
深夜のスタジアムでふと思う。個の力で上回るクラブ・ブルージュを、STVVはチームとして団結して戦って逆転し、そのリードを全員が身体を張って守り切った。今季のプレミアリーグには36人ものオランダ人がプレーし、その多くが主力だ。個の力ならオランダの方が日本を勝るだろう。しかしチームとしての完成度は(現時点では)日本のほうが上だ。まさにSTVVは、6月14日にダラスのピッチに立つ日本の、あるべき姿を示したのではないだろうか。
取材・文●中田 徹
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――つまり「オランダかぁ」は「気が引き締まった」という思いがあったのか?
「そういう感じです(笑)」
深夜のスタジアムでふと思う。個の力で上回るクラブ・ブルージュを、STVVはチームとして団結して戦って逆転し、そのリードを全員が身体を張って守り切った。今季のプレミアリーグには36人ものオランダ人がプレーし、その多くが主力だ。個の力ならオランダの方が日本を勝るだろう。しかしチームとしての完成度は(現時点では)日本のほうが上だ。まさにSTVVは、6月14日にダラスのピッチに立つ日本の、あるべき姿を示したのではないだろうか。
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