「口だけじゃサッカーは意味がない」FC東京からベルギーへ旅立った27歳日本人MFが直面する“ひとつの壁”。「もっと絶対的な選手にならなきゃ」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年04月20日
「自分自身に自信を持てるようになったところが、昨シーズンと全然違います」
昨季、FC東京から当時1部リーグのモレンベークに移籍した安部は、レギュラーシーズン30試合中28試合に出場と、試合の数については十分だったが、プレー時間は1474分間にとどまった。1試合平均53分だ。一方、2部で戦う今季も30試合のうち28試合に出ているが、出場時間は2317分で、1試合あたりのプレー時間は83分近くと一気に増えた。ベルギーで手応えを掴んだシーズンだったのでは?
「そうですね。でも逆に言うと2部リーグなんで、このくらいやらないとこの先、絶対にステップアップできない。今日も途中で代わっちゃいました。これで3試合連続で途中交代しているので、もっと絶対的な選手になって90分間使われる選手にならないといけない。この3試合を終えて、そう感じました」
「この3試合」とは自動昇格にリーチをかけたのに、勝点を取りこぼし続けた3試合。とりわけパトロ・アイスデン戦とロンメル戦は「ここで1点欲しい」というシチュエーションでの交代だった。中盤でのタスクとの絡みもあるが、今季2ゴール・2アシストというスタッツの向上に今後の期待がかかる。
ズルテ・ワレヘム戦では残り13分、1-1のまま引き分ければOKという場面での交代だった。悪役のように相手サポーターからブーイングを浴びてピッチを引き上げる安倍を見て、私は快感のようなものを感じていた。背番号8を付けた彼は、それだけ敵から見ると嫌らしく、利いているプレーヤーだったのだ。相手サポーターからのブーイングは、モレンベークの主軸の証だった。
「自分自身に自信を持てるようになったところが、昨シーズンと全然違います。昨季は海外一年目だったのですごく難しかったです。今季はベルギーリーグがどういうリーグなのか、どういう選手がいるのか、そういったことに慣れました」
「そうですね。でも逆に言うと2部リーグなんで、このくらいやらないとこの先、絶対にステップアップできない。今日も途中で代わっちゃいました。これで3試合連続で途中交代しているので、もっと絶対的な選手になって90分間使われる選手にならないといけない。この3試合を終えて、そう感じました」
「この3試合」とは自動昇格にリーチをかけたのに、勝点を取りこぼし続けた3試合。とりわけパトロ・アイスデン戦とロンメル戦は「ここで1点欲しい」というシチュエーションでの交代だった。中盤でのタスクとの絡みもあるが、今季2ゴール・2アシストというスタッツの向上に今後の期待がかかる。
ズルテ・ワレヘム戦では残り13分、1-1のまま引き分ければOKという場面での交代だった。悪役のように相手サポーターからブーイングを浴びてピッチを引き上げる安倍を見て、私は快感のようなものを感じていた。背番号8を付けた彼は、それだけ敵から見ると嫌らしく、利いているプレーヤーだったのだ。相手サポーターからのブーイングは、モレンベークの主軸の証だった。
「自分自身に自信を持てるようになったところが、昨シーズンと全然違います。昨季は海外一年目だったのですごく難しかったです。今季はベルギーリーグがどういうリーグなのか、どういう選手がいるのか、そういったことに慣れました」
3位モレンベークは、FW道脇豊のいる4位ベフェレン、5位パトロ・アイスデン、7位ロケレンとトーナメント方式のプレーオフを戦う(6位のクラブNXTは出場権なし)。この勝者が、1部リーグプレーダウンの2位チーム(ベールスホットの降格が決まったため、シント=トロイデン、セルクル・ブルージュ、コルトレイクのいずれか)と、来季の1部リーグ参戦を争う。
とはいえロケレンは来季の1部リーグを戦うライセンスを取れておらず、このままだとプレーオフに参加できない。しかもモレンベークの初戦の相手はロケレンの予定だったのだ。
あやふやな状況のなか、4月24日から始まるプレーオフに向かって一刻も早くズルテ・ワレヘム戦のショックから立ち直りたいモレンベーク。安部柊斗には運動量豊富なエネルギッシュなプレーと、絶え間ないコミュニケーションで、チームの士気を高めてほしいところだ。
取材・文●中田 徹
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