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【ポーランド 1-1(3PK5) ポルトガル|採点&寸評】堂々たるプレーで輝いた18歳の超新星サンチェスがMOM!

カテゴリ:国際大会

井川洋一・手嶋真彦

2016年07月01日

高い守備能力で存在感を示したペペ。

C・ロナウド(右)らとともに5戦連続先発出場したペペ(左)。レバンドフスキに自由を許したものの、卓越したカバーリング力でポーランドの攻撃のほとんどを絶った。 (C) REUTERS/AFLO

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【ポルトガル/チーム&監督 採点&寸評】
チーム 6
若武者サンチェスのファインゴールに救われ、延長までもつれた試合をPK戦の末に制する。ゴールシーンを別にすれば、ポーランドの堅守を最後まで崩せなかった一方で、慎重な姿勢でローリスクの攻撃に終始した敵の術中にははまらなかった。
 
 
監督 フェルナンド・サントス 6.5
投入のタイミングを計っていたであろう切り札のカレスマは不発に終わったとはいえ、故障欠場のA・ゴメスとゲレイロが使えず、打てる手が限られていたのは確か。グループリーグ初戦のアイスランド戦と比べると先発6人の入れ替えを余儀なくされながら、組織の機能性は当初と比べて高まっている印象が強い。
 
【ポルトガル/選手採点&寸評】
GK
1 ルイ・パトリシオ 6.5
開始2分の失点は止めようがなかっただろう。クロスに合わせた敵のシュートは、ペナルティースポット付近からダイレクトで放たれたものだった。守備機会の絶対数は少なく、クロスに対するディフレクションがやや中途半端なクリアとなった37分のシーンを除けば、大きな問題はなし。PK戦では、勝負を決める殊勲のセービングを披露した。
 
DF
3 ペペ 6.5
地上戦でも、空中戦でもレバンドフスキを捕まえきれなかった反面、カバーリングを含めてその高い守備力が物を言うシーンは少なくなかった。80分には惜しいショートカウンターの起点にも。先発フル出場はC・ロナウド、ルイ・パトリシオとともに5戦連続に。
 
4 ジョゼ・フォンテ 6.5
決勝トーナメント1回戦に続いて、CBのスターターに登用される。冷静沈着に周囲の状況を把握しながら、破綻を招かない守りを最後まで続けた。
 
19 エリゼウ 5.5
延長突入後の挽回があったとはいえ、守備に意識を使いすぎたのか、攻撃参加は頻度、効果ともに不満を残す。時折入れたアーリークロスは、敵の守りに跳ね返された。コンディション不良によるゲレイロ欠場の痛手を隠せなかった。
 
21 セドリク・ソアレス 6.5
開始早々サイドチェンジの目測を誤り、失点に繋がるクロスを入れさせてしまう失態があったとはいえ、その後は好守両面で好パフォーマンスを積み重ねる。対角のエリゼウと比べると攻撃参加の頻度と効果が高く、64分には強烈なロングシュートで敵のゴールを脅かし、延長では好フィードや好クロスも。

※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
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